【安倍元首相銃撃】逮捕の山上徹也容疑者に思い当たる点はなし。「脅しもなかった」と自民党奈良県連

県連副会長の堀井巌・参議院議員「私が見ている範囲では(倒れた後に安倍氏との)受け答えはなかった。民主主義を根底から脅かす暴挙であり、決して許されない」

安倍晋三・元首相が奈良県で演説中に銃撃された事件で、自由民主党の奈良県連は8日、記者会見を開き、殺人未遂の疑いで逮捕された山上徹也容疑者(41)について思い当たる点はないなどとした。

騒然とする近鉄大和西大寺駅前=8日午後、奈良市
騒然とする近鉄大和西大寺駅前=8日午後、奈良市
時事通信社

会見では主に、県連副会長の堀井巌・参議院議員が当時の状況について説明した。

堀井氏によると、安倍氏が参議院議員に立候補している佐藤啓氏の応援演説のために奈良県を訪れることが決まったのは前日の7日。街宣車やSNSなどで告知したという。

候補者の演説は11時10分に始まり、安倍氏は19分ごろに現場の奈良市の近鉄大和西大寺駅前に到着した。そして11時29分ごろから演説を始めた。

堀井氏によると、31分ごろに銃声のような音がして、安倍氏が倒れたという。

安倍氏が参院選の応援で奈良県に入るのはこれで二度目。前回は特にトラブルもなく、これまでに脅しのような連絡もなかったという。報道陣から、殺人未遂の疑いで逮捕された山上徹也容疑者について「あの人だ、となるような身元の分かる人か」と問われるも「特にありません」と答えた。複数の報道によると、山上容疑者は元海上自衛隊員だという。

堀井氏は事件当時、安倍氏のそばに立っていたといい「私が見ている範囲では(倒れた後に安倍氏との)受け答えはなかった。民主主義を根底から脅かす暴挙であり、決して許されない」と話した。