ヴィヴィアン・ウエストウッドさん、81歳で死去。世界的デザイナーで、環境問題にも声を上げたアクティビスト

「世界はヴィヴィアンのような、より良い変化をもたらす人を必要としています」
ヴィヴィアン・ウエストウッドさん(2020年2月14日撮影)
ヴィヴィアン・ウエストウッドさん(2020年2月14日撮影)
David M. Benett via Getty Images

ファッション界の伝説的デザイナーであるヴィヴィアン・ウエストウッドさんが現地時間12月29日、81歳で亡くなった。

ウエストウッドさんのブランドのSNSアカウントで同日報告され、「ロンドン南部のクラパムで家族に囲まれて安らかに亡くなった」として、こう記された

「ヴィヴィアンは最後の瞬間まで自分の好きなことをやり続け、デザイン、アート、本の執筆、そして世界をより良く変えるために行動しました。

彼女は素晴らしい人生を送った。60年間にわたる彼女の革新と影響は計り知れず、それはこれからも続いていくことでしょう。

世界はヴィヴィアンのような、より良い変化をもたらす人を必要としています」

投稿に添えられたウエストウッドさんの肩書きは「デザイナー&アクティビスト」だった。

ウエストウッドさんは1941年4月8日にイングランド中部のダービシャーで生まれた。その後1970年代に、ファッションと社会的な影響力の両方において、独自のアプローチをとって有名になった。

当時パートナーだった故マルコム・マクラーレンさんとともに、パンクロックバンド「セックス・ピストルズ」のプロデュースに携わるなど、パンクシーンにおいても影響力のある重要人物だった。

ウエストウッドさんは、政治や社会問題に対して率直に意見を表明するアクティビストでもあり、近年は気候変動や環境問題に取り組んでいた。

ウエストウッドさんの現在の夫で、クリエイティブパートナーでもあるアンドレアス・クロンターラーさんは、訃報を受けこうコメントしている。

「私の心の中に、ヴィヴィアンは存在し続けます」

「私たちは最後までともに仕事を続け、彼女は私にたくさんのものを与えてくれました。ありがとう、ダーリン」

ウエストウッドさんは1992年、ファッション界への貢献が認められ、故エリザベス女王から大英帝国勲章を受勲。その後2006年には、男性の「ナイト」にあたる大英帝国勲章「デイム」の称号が与えられた。

※この記事はハフポストUK版を翻訳・編集・追記しています。

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