年賀状のくじ、いつ始まったか知ってる?考案したのは誰?【豆知識】

お年玉付き年賀はがきの抽選が1月15日、東京都内で行われました。ところで、年賀状のくじはいつから始まったか、ご存じですか?
くじ付き年賀はがき(2007年撮影)
くじ付き年賀はがき(2007年撮影)
時事通信社
お年玉付き年賀はがきと切手の抽選が1月15日、東京都内で行われ、当選番号が決定しました。
ところで、年賀状のくじはいつから始まったか、ご存じですか?
日本郵政グループのメディアJP CAST郵政博物館の資料によると、くじ付き年賀はがきが発行されたのは1949(昭和24)年12月1日。
考案したのは、京都に住み大阪・心斎橋で英国物を取り扱う仕立て屋を経営していた林正治(はやし・まさじ)さんという人です。
くじ付き年賀はがきが誕生した背景には、社会福祉の精神があったといいます。
林さんは「終戦後に通信が途絶えた状況のなかで、年賀状が復活すればお互いの消息がわかる。さらに年賀状にお年玉をつけて寄付金を加えれば、夢もあるし、社会福祉にもなる」と考えたそうです。
その後、くじ付き年賀はがきは、ピーク時には42億枚を超える発行数を記録するほど人気に。
1982(昭和57)年に当時の郵政省は、ニーズに応えるためにくじ付き年賀はがきを新年らしい絵柄や言葉入りのはがきとして発行しました。
以降、年賀はがきのデザインの幅が一気に広がり、現在まで受け継がれるものになりました。

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