トランプ前大統領、34の罪状で起訴される。どんな罪に問われているのか

マンハッタン地区検察の検事は4日の「ニューヨーク州法では、詐欺や犯罪隠蔽のために業務記録を改ざんすることは重罪である」と指摘している

アメリカのドナルド・トランプ前大統領が、口止め料の支払いに関連した業務記録の改ざんで、34件の罪で起訴された。

トランプ氏は4月4日午後にマンハッタン刑事裁判所に出頭し、すべての罪に対して無罪を主張した。

マンハッタン刑事裁判所に出頭したトランプ前大統領(2023年4月4日)
マンハッタン刑事裁判所に出頭したトランプ前大統領(2023年4月4日)
Kena Betancur via Getty Images

検察は4月4日に陳述書を公開。その中で、トランプ氏は2016年の大統領選で自身に不利となる情報や違法な行為を隠すために業務記録を改ざんしたと主張した。

陳述書には「被告は2015年8月から2017年12月にかけて他者と共謀し、2016年の大統領選挙に影響を与えようと画策した。そしてネガティブな情報を特定して買収し、その公表を妨げ、選挙に有利に働くようにした」と記述されている。

トランプ氏が大統領選への悪影響を懸念して、口止め料を支払い情報を隠蔽しようとしたとされる相手は、ポルノ俳優のストーミー・ダニエルズ氏とトランプタワーの元ドアマン、そして少なくとももう1人の女性だ。

検察は陳述書で次のように主張している。

・トランプ氏は自身と性的関係を持っていたと主張する女性への15万ドルの支払について、タブロイド紙「ナショナル・エンクワイアラー」の発行元であるアメリカン・メディア(AMI)社と話し合った。この件についてトランプ氏は2016年9月に録音された会話の中で「どれだけ支払う必要があるのか? 150か?」 と述べていた。

・トランプ氏は、自身と性的関係を持ったと主張するダニエルズ氏の口を封じるため、「キャッチ・アンド・キル(メディアが話を聞いて出版権を購入した上で、公開しないこと)」でネガティブな情報を封印した。

・トランプ氏の未婚の子どもについて知っていると主張するトランプタワーの元ドアマンに、3万ドルを支払った。 

弁護士とともに法廷に座るトランプ前大統領(2023年4月4日)
弁護士とともに法廷に座るトランプ前大統領(2023年4月4日)
Pool via Getty Images

マンハッタン地区検察のアルヴィン・ブラッグ検事は4日の記者会見で「ニューヨークの州法では、詐欺や犯罪隠蔽のために業務記録を改ざんすることは重罪である」と述べた。

「今回の訴訟は、まさにそれです。 他の犯罪を隠蔽するために、34の虚偽の陳述の記載が行われた。誰であろうと、こういった行為はニューヨークでは重罪です」

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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