知ってる?シロアリの効果的な被害予防対策。駆除のポイント、アリとの見分け方は?

シロアリとありの見分け方知っていますか?駆除のために薬剤を使うときのポイント、効果的な被害対策を紹介します。
ウェザーニュース
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家屋の木材を食害し、巣食うと被害が甚大になるとされているシロアリ。虫ケア用品最大手のアース製薬は、「4~7月に家の周囲であるものを見かけたら要注意」だといいます。シロアリの特徴や予防について教えていただきましょう。

家の周囲でコレを見たら要注意

昔からシロアリは、家屋に被害をもたらす害虫とされてきました。

「シロアリが、木材に含まれるセルロースを栄養源としているためです。

日本には22種類のシロアリが生息しています。春から夏にかけて、家の周囲で無数の羽アリを見かけたり、シロアリから落ちた翅(羽/はね)があったら、シロアリの被害を受けている可能性があります」(アース製薬)

ただ、場所によってはシロアリではなく、アリの羽アリが大量発生することもあるそうです。アリとシロアリ、どう区別したらよいのでしょうか。

「羽アリのときに黒っぽくなるシロアリもいるため、見間違えやすいかもしれませんが違いはあります。

アリは胴体がくびれているのに対して、シロアリはずん胴です。また、アリの翅は後翅のほうが小さいのですが、シロアリはほぼ同じ大きさです。

さらに、アリの羽アリは電灯の付近などを飛ぶのを見かけることが多いのに対し、シロアリでは家の周囲に翅が散乱しやすいという違いもあります。ちなみに、アリは家屋の木材を食害することはありません」(アース製薬)

シロアリとアリの見分け方
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シロアリとアリの見分け方

知っておきたいシロアリの知識

シロアリについて、もう少し教えていただきましょう。

「“アリ”の名がついていますが、実はシロアリはゴキブリの近縁で、社会性を持った昆虫です。種によっても異なりますが、数万~数百万ほどが集団(コロニー)で生活します。

日本で家屋に被害を及ぼすシロアリは5種類です。主にヤマトシロアリとイエシロアリで、ヤマトシロアリが8~9割を占めるとされています。

ヤマトシロアリは北海道の一部を除く全国に生息しています。

一方のイエシロアリは日本海側を除く、関東から九州沿岸部まで生息しています。食欲旺盛で急速に被害が広がりやすく、時には家が倒れることもあります」(アース製薬)

なぜ、今の時期に羽アリや落ちた翅に注意したいのでしょうか。

「羽アリが飛び立つ時期だからです。シロアリの活動には、気温が大きく影響します。気温の上昇とともに活性が上がって増え、夏場に活発にエサを食べます(高気密の住宅では冬場でも活発に活動することがあります)。シロアリが増えて巣がある程度の大きさになると、羽アリが生まれます。

羽アリは、ヤマトシロアリは主に4~5月頃の昼間、イエシロアリは主に6~7月頃の夕方から夜にかけて、一斉に飛び立ちます。

飛び立った羽アリは、新しい住みかを見つけて新たなコロニーを作ります。ですから、今の時期から夏にかけてシロアリが家につかないよう予防しておくことが大切なのです」(アース製薬)

シロアリから家を守るには

シロアリが巣食うと、家の耐久性が落ちてしまう可能性もあるといいます。

「家屋への被害を見つけたら、専門業者に依頼することをオススメしています。そうなる前に予防することが大切です。まずはシロアリが好む環境を作らないことです。

シロアリは湿った木材を好むので、廃材などを家の周囲に放置しないようにしましょう。シロアリの侵入口になりやすい家の土台や床下などは、専用の薬剤で処理しておきます。

ウッドデッキや花壇の木の柵、トイレ・浴室・台所、玄関付近なども、注意の必要な場所です。専用の薬剤ならば、シロアリの駆除もでき、巣の仲間にも効きます。木材の防腐・防カビ効果も期待できます」(アース製薬)

大切な家で安心して暮らすためにも、特にこれからの時期はシロアリ対策をしっかりしておきましょう。

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