高校時代の片思いから63年かかった求婚。4000キロの距離を乗り越え「残りの人生を君と過ごしたい」と空港でプロポーズ【動画】

「言葉で言い表せないほど、あなたには理解できないほど、愛しています。残りの人生をかけてそれを証明し、世界一幸せな女性にしたい」と思いの丈を伝えました
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残りの人生を君と過ごしたい。これは単なる偶然ではない。運命だったんだーー。

アメリカ・フロリダ州に住む78歳の男性が、高校時代に想いを寄せていた女性にこう語りかけながら空港で公開プロポーズする動画がSNSで大きな話題を呼んでいる。

この物語の主人公はトーマス・マクミーキンさんと、約4000キロ離れたカリフォルニアに住むナンシー・ギャンベルさんだ。2人の出会いは63年前の高校時代までさかのぼる。

地元テレビ局のWFTSによると、マクミーキンさんにとって、当時チアリーダーをしていたギャンベルさんは片思いの相手だった。大学時代に少し付き合ったが、年月が経るにつれて音信不通になってしまったという。

仕事や子育てとそれぞれの人生を生きてきた2人は、78歳で再び連絡を取るようになった。電話をかけ、メールを送りあうようになっていった。「『僕らは運命の相手だよ。航空券を送るから会いにきてほしい』と伝えました」とマクミーキンさんはテレビ局の取材に語っている。

フロリダ州のタンパ国際空港でのプロポーズの様子を、CBSニュースが「空港で驚きたっぷりの甘いプロポーズ」というコメントとともにTwitterに投稿した。

そわそわと“恋人”の到着を待つ

動画には、到着口を気にしながら、手を後ろに組んでそわそわした様子で歩き回るマクミーキンさん。到着したギャンベルさんの前で片膝をつき、手紙に綴ったプロポーズの言葉を伝える姿が映っている。

「残りの人生をあなたと一緒に過ごしたい。一緒に過ごすすべての瞬間を大切にし、あなたと一緒に年を重ねていきたい。毎朝、あなたの腕の中で目覚め、夢や希望を分かち合い、笑い、泣き、どんな時も支え合いたい」

聞きながら涙を堪えられないギャンベルさんを前に、マクミーキンさんは続ける。

「言葉で言い表せないほど、そしてあなたには理解できないほど、あなたを愛しています。残りの人生をかけてそれを証明し、あなたを世界一幸せな女性にしたい。結婚してくれますか?」

ギャンベルさんが「イエス」と答えると、マクミーキンさんは「オー、イエス!」と言って喜びを爆発させた。

その場に居合わせた人々からは歓喜の声が上がった。

WFTSによると、2人はカリフォルニアで新生活を送る計画だという。

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