釣りに出たまま遭難。海岸から20キロ沖、浸水するボートから救出される瞬間(動画)

海に出る際は救命胴衣や安全装置を忘れずに
漂流しているグレゴリーさん
漂流しているグレゴリーさん
USCG Southeast

アメリカのフロリダ州セントオーガスティンで8月5日、海岸から約20キロメートルの場所で漂流していた遭難者を沿岸警備隊が救助した。

アメリカ沿岸警備隊によると、救助されたのはチャールズ・グレゴリーさん。グレゴリーさんは3日の夜、約3.7メートルのジョンボート(平底でアルミニウム製の釣り用のボート)で船着場から海に出たまま行方が分からなくなっていた。

家族が4日夕方、グレゴリーさんが戻っていないと沿岸警備隊に相談。警備隊が夜を徹して捜査にあたっていたところ、アメリカ軍の輸送機が一部浸水したボートに座って漂流しているグレゴリーさんを発見。応急処置の後、救急隊に引き渡した。グレゴリーさんの体調に問題はないそうだ。

今回捜索に当たった沿岸警備隊の責任者は、「チャールズさんが発見されて嬉しく思います。協力してくださった地元の皆さん、州のパートナーに感謝します」とコメント。ボートに安全装置をつけ、最悪の事態に備えることの重要性を強調した。「海に出る際は、救命胴衣、VHF船舶用無線機、助けが必要な際に緊急対応者に連絡するための信号装置と緊急ロケータービーコンを忘れずに用意してください」と伝えている。

注目記事