「ホーム・アローン」のあるシーン、インフレで話題に。「レジ係の賃金は変わっていないんだろうな」の声も

家族に取り残された主人公ケビンが、2人組の泥棒から狙われた自宅を守ろうと奮闘するクリスマス定番の映画です

今年もまたこの季節がやってきた。クリスマス映画の定番「ホーム・アローン」が、12月22日に金曜ロードショーで放送される。

1990年の公開(日本は翌年)から33年経ってもなおクリスマスシーズンのシンボルであり続けている作品だ。

小学生の主人公ケビン・マカリスターが、クリスマス休暇の旅行に出かける家族に取り残されてしまう。大きな家に1人、寂しさよりも親の目から解放されたうれしさでやりたい放題。そこに現れた2人の間抜けな泥棒から、マカリスター家をいろんな手を尽くして守ろうとケビンが奮闘するという展開だ。

定番の映画だが、今シーズンはケビンが食料や日用品を買いに行く1シーンが話題になっている。

アメリカを含め世界各地でモノやサービスの値段が上がるインフレが起きていることを受けたものだ。30年前と現在で、ケビンが買った商品の価格はどれほど変わったのか。

USAトゥデイによると、ケビンが「ロックフォード・シュナックス」という家族経営のスーパーで購入したのは計10点。

牛乳(1/2ガロン)、オレンジジュース(同)、(主食と副菜が1プレートになった)TVディナー、食パン1斤、冷凍のマカロニチーズ、液体洗剤、サランラップ、おもちゃの兵隊1袋、乾燥機用柔軟剤、トイレットペーパー。

ケビンは1ドル値引きされるクーポンを使い、19.83ドル(約2800円)を支払った。

同様の商品を買うと、現在はいくらするのか。

アメリカの大型スーパー「Target」のサイトで現在の価格を調べたテキサス州在住の不動産業者のSNS投稿を、雑誌Peopleなどが取り上げている。

不動産業者の「調査」によると、牛乳4.6ドル(約650円)、オレンジジュース4.5ドル(約640円)、TVディナー5ドル(約710円)、食パン1斤3ドル(約420円)、マカロニチーズ3.5ドル(約500円)、液体洗剤13ドル(約1800円)、サランラップ4.5ドル(約640円)、おもちゃの兵隊9ドル(約1300円)、乾燥機用柔軟剤8.79ドル(約1250円)、トイレットペーパー8ドル(約1100円)で、約64ドル。これに税金を足すと合計は約69ドル(9800円)となる。ケビンが当時支払った金額の3.4倍にもなっている。

この投稿に対し、ネット上では「レジ係の賃金は2023年も変わっていないはず」「100ドル札って新たな20ドル紙幣ってことですよね」「2023年、だーーーい嫌い」などの声が上がっているという

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