「泣ける」「励まされた」ケツメイシによる海外で働く人への応援歌「海外駐在員への唄」。ミュージックビデオが感動的と話題に

ケツメイシが新曲「海外駐在員への唄」のミュージックビデオを公開。海外で働く人たちの間で「泣ける」と反響が広がっています。

《そっちの世界はどうだ やれてるか?耐えてるか?しっかり食べてるか?》

《遥か彼方で頑張っている君を 僕は友として誇りに想う》

ケツメイシの新曲「海外駐在員への唄」のミュージックビデオが、「泣ける」「励まされた」と海外で働く人たちの中で話題になっている。

ミュージックビデオでは、フィリピンで駐在員として働く会社員の苦労と同期社員との友情が描かれている。

ケツメイシの歌に「励まされている」。そんなエピソードを元にできた曲

新曲「海外駐在員への唄」は、1月31日にリリースされたオリジナルアルバム「ケツノポリス13」の収録曲。

アルバムリリース日の夜に、同曲のミュージックビデオ(MV)を公式YouTubeチャンネルで公開した。

MVには、お笑いコンビ「ザ・マミィ」の酒井貴士さんと林田洋平さん、俳優の橋本じゅんさんが出演。会社員を演じている。

MVでは、フィリピンでサバ缶を売る日本企業の駐在員が、現地で営業に苦労しつつも、前向きに頑張る姿や、そんな同期の姿に励まされる日本にいる同僚との友情を描いている。

ケツメイシによると、同曲は、海外で働くファンがケツメイシの楽曲を聞いて励まされているというエピソードから出来た。

「働いていると、誰しも調子が良いときもあれば悪いときもあり、それでもいつか必ず報われるときが来ると信じて前を向いて進もうというイメージで制作しました」と制作背景を綴っている。

MVの中ではフィリピン駐在の苦労が

フィリピンのサイドカー付きバイク「トライシクル」
フィリピンのサイドカー付きバイク「トライシクル」
Getty Images

MVでは、ザ・マミィの酒井さんが演じる主人公が、フィリピン駐在として苦労の日々を送っている。

酒井さんが着ている白いシャツは、フィリピンの民族衣装で正装の「バロン・タガログ」。ビジネスシーンでは、ワイシャツの他にバロン・タガログを頻繁に着用する。

「トライシクル」と呼ばれるサイドカー付きのバイクに乗っている場面も登場する。近距離の移動に便利で、降りる時に距離に応じて料金を支払う仕組み。日本円にすると数十円から百数十円ほどで乗れる。

日本から赴任したばかりの主人公は、言葉の壁や商習慣の違いなどにもぶつかりながらも、持ち前の明るさとやる気でスーパーで売り場で試食なども行い、サバ缶の販路を拡大していく。

実際にフィリピンでは、MVに登場するような長細い缶に入ったサバが多く売られており、スーパーはもちろん、コンビニや小売店「サリサリストア」にも様々な種類が置かれている。

「気づいたら自然と涙出てました」「頑張っていこうと元気もらえました」

YouTubeのコメント欄には、MVを見た海外で働く駐在員から、以下のようなコメントが多く寄せられている。

《僕もそうですが、妻もこの歌で涙を流していました。家族みんなで挫けず怠けずがんばろうと思います》

《住んでいたら大変なことたくさんあります。気づいたら自然と涙出てました。この曲を聞いて今日も頑張っていこうと元気もらえました。ケツメイシありがとう》

近年は、駐在員だけでなく、現地採用で働く日本人も増加してきている。コメント欄には「自分は海外現地採用ですが、この歌をモチベにこれからも頑張ります」という書き込みもあった。

(ケツメイシ『海外駐在員への唄』のミュージックビデオは以下から)

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