「国際文化会館ジャーナリズム大賞」が設立。「日本と世界の関わり」テーマにした記事やコラム募る

「偽情報やディスインフォメーションが増えている時代に、何が事実かを認定し、クリティカルに物事を見るリテラシーがもっと必要になる」(国際文化会館グローバル・カウンシル チェアマンの船橋洋一さん)
国際文化会館

国際文化会館(東京・港区)は、優れた報道やコラム、論説を表彰する「国際文化会館ジャーナリズム大賞」を創設した。「日本と世界の関わり」をテーマとした報道記事などの応募・推薦を呼びかけている

同館は2022年7月にアジア・パシフィック・イニシアティブ(API)と合併した。APIは、「政策起業力」の観点から多角的な視点を提供する報道を表彰する「PEPジャーナリズム大賞」を実施してきたが、2団体の合併を機に「国際文化会館ジャーナリズム大賞」として新設した。

同館は「綿密な取材やデータを基に調査を行い、日本と多様な世界との関わりの中で生じる新たな可能性と課題に光を当てた報道を表彰することが目的」と説明している。

大賞・オピニオン部門賞・特別賞の3部門に分けて報道やコラムを募集している。応募は特設サイトで4月19日まで受け付ける。

ジャーナリズム大賞の募集開始に合わせて2月26日に同館で開かれた式典で、同館グローバル・カウンシル チェアマンの船橋洋一さんは、「偽情報やディスインフォメーションが増えている時代に、何が事実かを認定し、クリティカルに物事を見るリテラシーがもっと必要になる。そういう視点の報道や作品にも期待したい」と述べた。

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