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【※この記事は2023年3月19日に配信した内容を再編集したものです】
南アフリカのクルーガー国立公園で、カバが川の中の岩に取り残されたライオンを襲うという非常に珍しい光景が撮影された。
貴重な場面を捉えたのは、ガイドのスタイン・ジェイコブソンさんだ。
ジェイコブソンさんは「見ていると、カバの群れが興奮したように岩の周りを取り囲みました。明らかに何かに不満のようだった」と国立公園の写真や動画を共有するプラットフォーム「レイテスト・サイティング(Latest Sightings)」で語っている。
カバの群れは、岩の上に寝そべっていたライオンを囲むように近づき、そのうち一頭が大きな口を開けて威嚇した。
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<カバがライオンを威嚇する様子>
威嚇されたライオンは、慌てたように川に飛び込んで逃げている。途中で背後の水面から別のカバが飛び出してきたものの、なんとかかわして陸を目指した。
ジェイコブソンさんは、「ゲストから、『これまで見た中で最も珍しいものは何ですか』と、いつも尋ねられますが、これは一番です。非常にユニークな光景です」と振り返っている。
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百獣の王と言われるライオンだが、泳ぐのは苦手で、水中でカバと対立した場合は分が悪い。
ジェイコブソンさんたちは、ライオンは、まだ自分の縄張りを持たず1匹で暮らす若いオスだと考えている。若ライオンは今回、痛い目に遭ったことで、水中でのカバの脅威を学んだようだ。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。