春の暖かい陽射しのもと、一斉に咲き出した花のなかでも子どもから大人まで愛されるのがチューリップです。かわいらしさの秘密は鮮やかな色やツヤツヤした花びらにあるのでしょうか。花を楽しんだ後は、散った花びらで遊んでみるのはいかがでしょうか。
これまでにオリジナルの草花あそび・草花工作を700種類以上も考案してきたNew草花遊び研究所所長のinoriさんに、作り方やコツなど教えていただきます。
【関連記事】1分で出来る「チューリップ白鳥」
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花びら1枚から生まれたランドセル
今回は、おとぎ話の妖精の忘れ物のようにかわいいランドセルの作り方を紹介します。たった1枚のチューリップの花びらから作られています。
「以前にチューリップの花びらで長靴を作ったのですが、そのときに子ども関連でランドセルを連想しました。赤いランドセルが作りたくて、赤いチューリップの切り花を見切り品で購入し、花が散るまで楽しんで、散った花びらで作りました。イメージ通りに出来上がって嬉しかったです」(inoriさん)
ランドセル作りは、チューリップ選びから始まります。
「一番のコツは、素材の花びら選びです。シンプルな形の大きなチューリップの花びらで、散ったばかりの物を使います。チューリップは散る頃には花弁が大きく薄くなるので、それがランドセル作りによいタイミングです」(inoriさん)
inoriさんが素材として選んだのは、真っ赤な花びらで根元が黄色いものです。
「チューリップの花びらの根元は硬く、先は薄いのです。花弁の内側と外側で色がやや異なるので、鮮やかな方が表にくるようにするとキレイです」(inoriさん)
「以前にチューリップの花びらで長靴を作ったのですが、そのときに子ども関連でランドセルを連想しました。赤いランドセルが作りたくて、赤いチューリップの切り花を見切り品で購入し、花が散るまで楽しんで、散った花びらで作りました。イメージ通りに出来上がって嬉しかったです」(inoriさん)
ランドセル作りは、チューリップ選びから始まります。
「一番のコツは、素材の花びら選びです。シンプルな形の大きなチューリップの花びらで、散ったばかりの物を使います。チューリップは散る頃には花弁が大きく薄くなるので、それがランドセル作りによいタイミングです」(inoriさん)
inoriさんが素材として選んだのは、真っ赤な花びらで根元が黄色いものです。
「チューリップの花びらの根元は硬く、先は薄いのです。花弁の内側と外側で色がやや異なるので、鮮やかな方が表にくるようにするとキレイです」(inoriさん)
「チューリップランドセル」の作り方
▼準備するもの
散ったチューリップの花びら1枚、爪楊枝(あると花びらを差し込む時に便利)
▼作り方
(1)花びらを半分に裂き、AとBとする
(2)Aは縦1/4の細さで、中央から根元に向けて2本裂く
(3)中央から花びら先端までの部分を縦に谷折りにする
(4)ランドセルのかぶせになる部分を確認
(5)Bの端を少し折って幅を決める
(6)根元側から内側に2回折る
(7)BでAを挟み、花びら先端側からもくるくると折る
(8)Aの手前下側の片を上に折り、端を隙間に差し込む
(9)Aの上側の片を下に丸め、端を裏側の隙間に差し込む
(10)細い片の長さを調節して隙間に刺したら出来上がり
散ったチューリップの花びら1枚、爪楊枝(あると花びらを差し込む時に便利)
▼作り方
(1)花びらを半分に裂き、AとBとする
(2)Aは縦1/4の細さで、中央から根元に向けて2本裂く
(3)中央から花びら先端までの部分を縦に谷折りにする
(4)ランドセルのかぶせになる部分を確認
(5)Bの端を少し折って幅を決める
(6)根元側から内側に2回折る
(7)BでAを挟み、花びら先端側からもくるくると折る
(8)Aの手前下側の片を上に折り、端を隙間に差し込む
(9)Aの上側の片を下に丸め、端を裏側の隙間に差し込む
(10)細い片の長さを調節して隙間に刺したら出来上がり
チューリップの花びらのランドセル作りは複雑なようで、工程の1つ1つはシンプルです。ゆっくり慎重に行うとよいといいます (動画は3倍速)。
「散ってもまだツヤツヤピカピカなチューリップの花びらを割いたり折ったりする感触を楽しんでいただけたら嬉しいです」(inoriさん)
“赤いチューリップ”でも、花びら1枚1枚で色の濃淡やツヤなど異なるものです。まさに世界に1つのランドセル作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
取材協力
New草花あそび研究所所長 inoriさん(@kusabanaasobi)
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