ゲリラ雷雨や夕立など“不意の雨”が発生しやすいこの季節。ついつい干していた洗濯物や布団が濡れてしまった、という人も多いのではないでしょうか。
特に布団は一度濡れてしまうと、あとの始末が大変です。そこで、不意の雨で濡れてしまった布団を“復活”させる方法について、NPO法人クリーニング・カスタマーズサポート(福島県須賀川市)の鈴木和幸代表に伺いました。
特に布団は一度濡れてしまうと、あとの始末が大変です。そこで、不意の雨で濡れてしまった布団を“復活”させる方法について、NPO法人クリーニング・カスタマーズサポート(福島県須賀川市)の鈴木和幸代表に伺いました。
タオルでゴシゴシするのはNG
「それほど濡れなかったから」と、取り込んでそのまま布団を使ってしまう人も多いかもしれませんが、「濡れた布団に何の対処もせず、そのまま使うのは絶対に避けてください。
見た目に問題がなさそうで表面がしけっていなくとも、中綿にしみ込んだ水分のせいで、布団に思いのほか湿気がため込まれている可能性が高いからです。
湿気によって生地や中綿が傷んだり悪臭が発生してしまったりするのはもちろん、カビの繁殖を招いて呼吸器系アレルギー症状の大きな要因になってしまいます。
少しでも雨に濡れてしまった布団はすぐに室内に取り込んで、乾燥させることが必要です。まず、布団の濡れた部分をタオルで拭きます。ゴシゴシこすると生地や中綿が傷ついてしまうので、タオルを押し付けるようにして水分を吸収させてください。
軽く濡れた程度なら、その後は室内干しでも大丈夫です。布団乾燥機や浴室乾燥機、除湿器があればベターですが、なければエアコンで除湿したり布団を広げて椅子などに掛けて扇風機で風を送ったりして、乾燥効果を高めましょう。
見た目に問題がなさそうで表面がしけっていなくとも、中綿にしみ込んだ水分のせいで、布団に思いのほか湿気がため込まれている可能性が高いからです。
湿気によって生地や中綿が傷んだり悪臭が発生してしまったりするのはもちろん、カビの繁殖を招いて呼吸器系アレルギー症状の大きな要因になってしまいます。
少しでも雨に濡れてしまった布団はすぐに室内に取り込んで、乾燥させることが必要です。まず、布団の濡れた部分をタオルで拭きます。ゴシゴシこすると生地や中綿が傷ついてしまうので、タオルを押し付けるようにして水分を吸収させてください。
軽く濡れた程度なら、その後は室内干しでも大丈夫です。布団乾燥機や浴室乾燥機、除湿器があればベターですが、なければエアコンで除湿したり布団を広げて椅子などに掛けて扇風機で風を送ったりして、乾燥効果を高めましょう。
濡れた範囲が狭ければ、ドライヤーの風を当てるのもいいですが、近付けすぎると熱で生地が傷んだり発火したりする恐れがあるので注意してください。
いずれにしても、中綿までしっかり乾燥させることを心がけてください。雨が完全に上がったときは、天日干しに戻してもいいでしょう」(鈴木代表)
大型コインランドリーなどの活用も
ぐっしょり濡れてしまった場合や、乾燥している間に代わりの布団がないときはどうしたらいいでしょうか。
「タオルで水分を除いたのち、コインランドリーの布団用大型乾燥機に持ち込むのがいいでしょう。室内で一晩以上乾かすより、速くて確実です。
もっとも、“ついでに洗ってしまおう”という場合は注意が必要です。夏用の布団や羽毛布団などキルティングされている布団は大型洗濯機で洗えますが、和布団は中綿、羊毛布団は羊毛が偏ってしまうのでNGです。『水洗い不可』の表示がある布団は、絶対に避けてください。
また、乾燥だけの場合も気をつけましょう。キルティングされていない和布団などは、乾燥機でぐるぐる回すと綿が寄るので使用できません。もし近所にあれば、布団乾燥用の乾燥機があるコインランドリーを利用しましょう。
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クリーニング店もおすすめ
ぐっしょりと濡れてしまい“どうにもならない”と判断したら、クリーニング店に出すことをおすすめします。専門家ですから生地や中綿を痛めることなく対処してくれます。ただし、仕上がるまでに数日かかってしまうこともありますので、仕上がり期間と料金は事前に確認しておいてください。その間は当然、代わりの布団が必要になります。
羽毛布団など高級素材のものは、クリーニング店に対処してもらうほうが間違いないでしょう」(鈴木代表)
湿気は布団の大敵です。不意の雨で濡れてしまったときの適切な対処に加えて、ふだんから湿気のもとになる敷き放しやフローリングへの直敷きなども控えるように心がけ、ふっくらと乾いた布団で“快適な眠り”につきましょう。
» 何時間で乾く?お洗濯情報
» ピンポイント天気予報をアプリで見る
羽毛布団など高級素材のものは、クリーニング店に対処してもらうほうが間違いないでしょう」(鈴木代表)
湿気は布団の大敵です。不意の雨で濡れてしまったときの適切な対処に加えて、ふだんから湿気のもとになる敷き放しやフローリングへの直敷きなども控えるように心がけ、ふっくらと乾いた布団で“快適な眠り”につきましょう。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
ひろさん
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