野球の試合中、予想外の“お客さん”乱入。ボールが直撃し米マイナー球団のスタジアムが騒然

外野でくつろいでいた最中に災難が降りかかった

アメリカ・テキサス州で7月8日に行われたマイナーリーグの試合で、外野にいたカモメが飛んできたボールに当たって負傷するハプニングが発生した。

この試合では、コーパスクリスティ・フックスのルイス・バイエス選手が、2回裏にスプリングフィールド・カージナルスのブライセン・マウツ投手からヒットを放った。

ボールがセンターに抜けると、外野にいた数羽のカモメは飛んで避難。しかし、一羽が避けきれず、打球が直撃した。

突然の出来事に試合は一時中断し、カモメはフックスのスタッフによってフィールド外に運び出された。

フックスはその後、ボールが直撃した時の映像を、「ニュース速報:カモメの外野手が10日間の故障者リストに」というコメントとともにXに投稿。

続報としてカモメが両脚で立つ動画も公開して「歩いたり、交流したりしています。お大事に! 」と回復していることを伝えた。

フックスのブレイディ・バラードGMは、カモメはこの後、球場周辺にいた群れのところに飛んで戻ったとハフポストUS版のメール取材に答えた。

試合中にカモメが回復した動画をスタジアムでも流したところ、ファンから盛大な拍手が起きたという。

フックスはヒューストン・アストロズ傘下のチームで、テキサス州コーパスクリスティのビーチ近くに本拠地を置く。フックス(釣り針)というチーム名は、地元の釣り人気に由来する。

フックスファンにとって、カモメは大切な存在だ。2005年の本拠地スタジアム完成以来、釣り針のキャラクター「ラスティ・フック」に加えて、カモメの「サミー」もマスコットに起用されている。

また、コーパスクリスティは、1976〜1977年にマイナーリーグのチームコーパスクリスティ・シーガルズの本拠地だったことでも知られている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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