
『モダン・ファミリー』などの出演で知られるアメリカ出身の俳優アリエル・ウィンターさんが、子役時代にオンラインで受けた虐待やトラウマについて語った。
ウィンターさんは2009年、11歳の時にABCのコメディドラマ『モダン・ファミリー』のアレックス・ダンフィー役に抜擢された。11年続いたこの作品での演技が評価され、ウィンターさんは名声を手にした。
しかし、ウィンターさんは7月10日に公開されたデイリーメールのインタビューで、ハリウッドは「暗い場所」だったと振り返っている。
「私は4歳の時からハリウッドで仕事をしてきたので、男性のプレデター(搾取や嫌がらせをする人)についてよく知っています」
「あまり詳しくは言いたくはありませんが、ノートパソコンや携帯電話を持つようになった頃には、年上の男性たちから不適切なメッセージが送られてきてトラウマになりました」
「子どもの頃の直接、もしくはオンラインで受けた経験の影響があまりにも大きくて、セラピーを受けなければなりませんでした。映画やテレビ業界は本当に暗い場所です」
親からの身体的・精神的虐待
ウィンターさんは、「ステージママ」だった母親のクリスーラ・ワークマンさんに4歳の時に無理やり芸能界に入れられたと過去に明かしている。
14歳だった2012年には、ウィンターさんの成人した姉が「妹は母親から虐待されている」と裁判所に申し立て、自宅から保護された。
裁判書類によると、姉は母親は妹に平手打ちなどの暴力を振るったほか、極端な食事制限を課していたために、妹は共演者からこっそり食べ物をもらっていたと訴えた。また、母親はウィンターさんに年齢にそぐわない性的な服装をさせていたとも非難した。
カリフォルニア州の児童・家庭局は母親の精神的な虐待を認めて、姉がウィンターさんの後見人になった。
「私はまだ14歳だった」
ウィンターさんは2020年に『モダン・ファミリー』が終了した後にロサンゼルスを離れた。
ピープルに5月に掲載されたインタビューで、ロサンゼルスは「嫌な記憶が詰まった場所だ」と述べている。
また、このインタビューでは10代の頃にメディアやオンラインで嫌がらせを受けていたことも明かし、「大の大人に、見た目が最悪だ、妊娠しているようだ、太ったヤリマンなどと記事で書かれ、ひどく傷つきました。私はまだ14歳だったんです。自尊心を完全に破壊されました」と語った。
ウィンターさんは現在、オンライン上での児童に対する性的虐待や人身売買の摘発や啓発活動を行うNPO・SOSA(Safe from Online Sex Abuse)の活動に協力している。
デイリーメールのインタビューで、おとり捜査に協力して12歳の少女のふりをした経験を語っている。
「12歳のふりをして年上の男性たちと話すのは怖いと感じる時もあります。でも、子どもたちを傷つけてきたプレデターを捕まえる活動を通し、自分の存在意義を実感できています」
「エンタメ業界で育ってきた私は、まさに私たちが今救おうとしている女の子でした。自分が耐えてきた経験をもとに若い女性たちを守る手助けをするのは、私にとって本当に大切な使命です」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
