
11人組の音楽グループ「INI」の池崎理人さんが、参院選(7月20日投開票)での投票を呼びかけるラップを公式Xで公開し、3万近く「いいね」が寄せられるなど反響が広がっている。
池崎さんはINIでラップを担当しており、これまでも差別に反対するTシャツを着るなどして話題を呼んでいた。
INIの公式Xで公開された楽曲名は「GO VOTE FREESTYLE」。1分47秒の曲で、「緊急で回してます 7月20日 7月20日 参議院の選挙 それは7月20日」と始まる。
その後、リリックは「この動画見つけたそこの君、聞いて欲しい この国の選挙への関心の低さ やばいらしい 興味が無いとか時間が無いとか言い訳知らない この国の明日を決めるのは俺達の義務」と続く。
「どうせ私の一票じゃ変わらないよね」「どうせ若者の声なんか届かないよね」などと若者の気持ちを代弁しながらも「この動画見た人達の閲覧数、いいね、リポスト、集めたら何十万票? 踏み出したろ、俺達の一歩」「剣しか握れん世界の人間に手ぶらですんのか顔向け?握れペン」とラップし、投票を呼びかけている。
INIは、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」から誕生し、2021年にデビューした。
池崎さんは、2001年生まれの現在23歳。
米アーティストのフランク・オーシャンが着たことで話題になった「WHY BE RACIST, SEXIST, HOMOPHOBIC, OR TRANSPHOBIC WHEN YOU COULD JUST BE QUIET?」のスローガンTシャツを着た写真を、インスタグラムに投稿したことでも反響を呼んだ。
その後の2024年のインタビューでは、フランク・オーシャンから影響を受けていることを明かしており、「彼が身につけてるアイテム、Tシャツとかもすごい調べてます。書いてある内容も差別主義反対とか深いものがあって、僕自体もそういう考えがあったので『ああ、かっけー!』と思ってまねして買ってみたりとか」と話していた。
※池崎理人の「崎」はたつさきが正式表記
