3COINS（スリーコインズ。以下スリコ）の「防災シャワーバッグ」は、電源不要でシャワーが使え、大容量の水の持ち運びも可能なアイテムです。
いざという時の防災グッズは、どのように使うのか。実際に試してみました。
8月に発売した「防災シャワーバッグ」は、9月12日時点でオンラインでは在庫なし。全国店舗でも、在庫切れとなっているところが多いようです。
セットには、厚手のポリ製のシャワーバッグ本体、プラスチック製のシャワーヘッド付きのホース、持ち手部分に挿入するプラスチック製のパイプ、持ち手に吊るして使えるヒモとフックが入っていました。
水圧でシャワーが出るので電源は不要。電気が使えない緊急時に役立ちます。
本体には、シャワーヘッドの使い方やヒモとフックを使った吊るし方の説明が記載してあるので、緊急時でも安心。容量は20リットル、耐荷量は20キログラムと大容量です。
シャワーヘッドのレバーを縦にすると水が出て、横にすると水が止まります。レバーの角度で水量の調整ができます。
持ち手を強化するパイプは本体裏の穴に差し込みます。大量の水を運ぶ時に持ち手が破れにくく、手に食い込んで痛くなることもありません。
大きさや重さは？
バッグ本体のサイズは、タテが約60センチ、ヨコが約40センチ。その他のパーツは計測してみると、シャワーヘッド付きホースは約73センチ、吊るす用のヒモは約120センチ、持ち手に入れるパイプは約20センチ。これらセットの重さは約340グラムでした。
実際にバスルームで使ってみると
本体上部の穴から、水を注ぎこんでいきます。穴が大きめなので注ぎやすいです。
バスルームのタオル掛けに吊るしてみました。ヒモの長さは、掛ける場所に合わせて調整できます。
シャワーヘッドのレバーをヒモに引っ掛けると、ホースが垂れずに邪魔になりません。持ち手の穴にヘッドを入れて固定することも可能です。
気になる水の勢いは？
シャワーを出してみました。レバー全開の「強め」にすると、勢いよく水が飛び出しました。入れた水の量は袋の半分程度ですが、全開で出しっぱなしにしたら、あっという間に空っぽに。断水時のために水量調整の練習をしておいたほうがよいと感じました。
本体の裏が半透明なので、水の残量がひと目で分かるのが便利。シャワー用のため、飲料水や料理への用途は控えるようにとのこと。使用後はしっかり乾燥させてからの保管が必須です。
アウトドアやお掃除にも！防災用途以外も使える
軽くてコンパクトで持ち運びしやすいため、さまざまな用途に使えます。
筆者はベランダのサッシの掃除に使ってみました。移動しながらピンポイントで汚れた箇所に水をかけられて水量調整も可能。バケツより便利だと感じました。車の掃除などにも使えそうです。
ほかに、海水浴やキャンプで手や足を洗う簡易シャワーや食器洗い、ガーデニングや家庭菜園での水やりでジョウロ代わりにも活用できます。
自宅のバスルームで水遊びをしながら、子どもに防災の備えについて自然に話すこともできそうです。
20リットルの水でどんなことができるのか確認を
日常で実際にどれくらいの水を使うのか。20リットルではどんなことができるのか。
それを意識しながらシャワーバッグを試しておくとよいかもしれません。
さまざまな用途に使えて、折りたためば片手に納まるスリコの「防災シャワーバッグ」。ぜひ近所の3COINS店舗で探してみてください。価格は税込1100円です。
※情報は執筆時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合、期間限定のため販売を終了している場合があります。