熊よけスプレー、こう捨てたら「大変危険」。過去には作業員がけがする事故。捨て方に「迷ってた」の声

熊よけスプレーの正しい捨て方とは?「ゴミ清掃芸人」の滝沢秀一さんも発信しました。
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Timon Schneider via Getty Images

全国で熊による被害が報じられており、身を守るために「熊よけスプレー」を購入したという人も多いかもしれません。

一方、同スプレーは捨てる際、細心の注意を払う必要があります。過去には不適切に捨てられていたため、資源選別センターの作業員11人がけがをする事故も発生しています。

「ゴミ清掃芸人」として知られるお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんも10月30日、公式X(@takizawa0914)を更新し、適切に捨てるよう呼びかけました。

皮膚に付着すると激痛を伴い大変危険

滝沢さんはXに、「熊よけスプレーの中身はカプサイシンが入って刺激が強いので、使用途中のものは普通には捨てられません」と投稿。

「熊よけスプレー危険」と書かれた紙の写真を添付し、「専門業者を探して相談してください。家庭のごみに入っていると危険なので、ご配慮お願いします」と呼びかけました。

実際、熊よけスプレーが原因の事故も発生しています。

横浜市の資源選別センターで2017年11月、作業員がベルトコンベヤーで流れてきたスプレーを取り出した際、スプレーに含まれるカプサイシンが流出。作業員11人が軽傷を負いました

北海道木古内町も熊よけスプレーを捨てる際は、「スプレー缶の内容物については唐辛子エキスが主成分となり、誤って目や鼻、皮膚に付着すると激痛を伴い大変危険」周知

その上で、「雨具を上下着用し、帽子、ゴーグル、マスクで毛髪や目、鼻を保護し、他の人に迷惑がかからない場所で風向きに注意して中身をすべて使い切り、中身が空になったらビニール袋などに密閉し、燃えないごみとして出してください」と発信しています。

なお、廃棄する際は、建物内や住宅地、公園などの公共施設内ではなく、人に迷惑がかからない場所で行うよう求めています。

滝沢さんの投稿には、「これどうしようかと思っていたところ」「うちの会社でも使用期限が切れたやつの捨て方わからないねと困っていた」といった声が寄せられています。

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