アイルランド西部クレア州で「森にライオンが出た」と大騒ぎになった騒動が、思わぬ結末を迎えました。警察(Garda Síochána)の調べによると、目撃された“ライオン”の正体はニューファンドランド犬の「マウス(Mouse)」だったことが判明しました。
Cork Beoによると、この事件は10月29日、トラック運転手がクレア州東部の森で「たてがみのある大きな動物」を撮影し、SNSに投稿したことから始まりました。映像を見た人々は「ライオンではないか」と騒ぎ立て、地元警察も捜索を開始しました。しかし後日、警察は「森を歩いていたのはライオンではなく、とてもフレンドリーなニューファンドランド犬“マウス”でした」とユーモラスに発表しました。
マウスは首や尾の一部を残して毛を刈られており、その見た目が“ライオンのたてがみ”のように見えたため、誤解を招いたとみられています。
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一方で、BBC Newsによると、北アイルランド動物虐待防止協会(USPCA)は「ニューファンドランド犬は二重被毛を持つため、医療目的を除き剃毛は推奨されない」と注意喚起しているといいます。「被毛は体温調節や皮膚保護に重要な役割を果たしており、剃ると日焼けや熱中症、皮膚疾患を招くおそれがある」と説明しています。
