■対戦相手に手強い相手だと印象づけた
ヤンキースの田中将大投手が1日のオープン戦で対戦したフィリーズの監督、選手たちにも、マー君の実戦デビューは鮮烈に映ったようだ。5回から3番手としてマウンドに上がり、2回を2安打無失点、3奪三振。チームも4-0で勝利した。
フィリーズはナショナル・リーグの東地区に所属。地区優勝11度を誇る名門球団である。ジミー・ロリンズやライアン・ハワード、チェイス・アトリーら主力との対戦はなかったものの、ツインズにドラフト1巡目で入団し、2012年に40盗塁をマークしたこともある1番打者、ベン・リビアは米メディアの取材に対し、田中のボールを絶賛した。
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「たくさんの球種を投げていたね。これが最初の登板だなんて、素晴らしいと思う。コントロールも良かったし、頭もいい投手だろうね。とてもスパイスが効いていたよ」
同選手はそう話し、ストレートも威力があり、カーブ、スプリット、チェンジアップなどを織り交ぜていたため、田中にとってみれば「痛快」だっただろうと表現した。
サンドバーグ監督も「ストレートも変化球も高低にしっかり決まっていた。とてもうまいピッチングだった」とその投球を称えた。対戦があるとすればワールドシリーズとなるが、マー君は敵将や選手に対して手強い相手だと印象付けることに成功したようだ。
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(2014年3月2日フルカウント『マー君の投球にフィリーズ監督も脱帽 「とてもうまいピッチングだった」』より転載)