「せんだいタウン情報 S-style」というタウン誌を発行する地元出版社「プレスアート」が10月18日、「ランチパスポート」を発売しました。このランチパスポートを提携の店舗に持って行き、提示するとランチを500円で食べることができるというもの。
この手法は、2011年に高知県のタウン情報誌が企画して全国各地で発行されて以来、話題を集めています。書籍を手にとった人には、お店に行くきっかけに。店舗側にとっては、新規顧客の開拓やお店の宣伝の機会となることが期待されます。
仙台経済新聞に掲載された記事によれば、掲載店舗は仙台駅周辺、一番町~大町、本町~上杉、定禅寺通~二日町エリアの71店舗。対象となるメニューは700円~1,449円の価格帯で提供されているメニューで、看板メニューや新メニューなどバラエティー豊かなメニューがそろっているそうです。
「ランチパスポート」は、A5変型判96ページで、価格は980円。発行部数は1万部。1冊につき1人、1店舗あたり3回まで利用できる。有効期限は来年1月17日まで。
このランチパスポートという手法は、どの地域でも応用することができそうですね。広告やお店だけでは伝えられないお店の魅力を伝えることができて、かつお店への誘導にもなる。地域の食が活発になる良いトリガーになるかもしれませんね。
(via 仙台経済新聞)
執筆者:Junya Mori
フリーエディター、ジャーナリスト。岐阜県出身、東京を拠点に活動中。デジタル領域を中心に複数の媒体で編集・執筆を行う。デザイン、テクノロジー、イノベーション、社会起業、シビックプライド等のテーマについて発信。
(※この記事は2013年10月23日の「マチノコト」より転載しました)