伝統芸能に学ぶ!誰でも惹きつけられる話し方5つのポイント

突然ですが質問です。これまで落語(寄席)を見たことはありますか? 今回は【伝統芸能に学ぶ!惹きつける話し方】と題してお送りします。

突然ですが質問です。これまで落語(寄席)を見たことはありますか? 今回は【伝統芸能に学ぶ!惹きつける話し方】と題してお送りします。

はじめに、なぜ今回のテーマについて考えたのか書きます。私は半年くらい前まで全く関心がありませんでした。なぜ急に関心を持ったかと言うと...大学院の同級生(と言っても年上の向上心のある偉い方=現つり人社・会長)が寄席好きで話上手だったからからです。

寄席を見ていたら、こうなるのかな?とふと思ったことがキッカケでした。いわゆる固いプレゼンテーションというより、聴いている人を惹きつけて気づいたら皆彼の話しに引き込まれて、次はどんな展開になるんだろう?と思わずワクワクしている!そんな環境を自然に作ってしまう話し方・空気作りに驚きと関心、興味を持ちました。

前置きがながくなりましたが...実際に落語家さんがステージ上でどんな風に話すのか、振る舞うのか考えてみました。

1【最初に大前提の共有!プレゼンテーションと寄席はココが同じ!】

落語家さんは特別な音響、舞台装置、衣装や道具などを極力使わないで話します。身振りと語りのみで多くの観客を惹きつけ続けるのです。

これは、明らかにパブリックスピーチ/プレゼンテーションと同じです。扇子等、少し小道具を使うこともありますが、それも近いのではないでしょうか。この前提が同じと言う点から、掘り下げて考えていきます。

2【空間の作り方】

パブリックスピーチ/プレゼンテーションのスピーカーも寄席の落語家さんも必ず登場するシーンがあります。寄席の場合であれば...次の演目がめくられて落語家さんのテーマ曲が流れるところをイメージしてください。その際、お客さん(聴き手)は掛け声をかけたり拍手をしたり気持ちを高めます。なおかつ登場する落語家さんを好意的に迎え入れるよう会場の空気を温めます。

これは2つによる相乗効果がある演出と言えます。

(1)登場する方のそれまでの努力 (2)お客さんからの期待、です。そうすることによって落語家さんが登場する時には「聴こう!」という姿勢・空気・空間が整っています。

パブリックスピーチ/プレゼンテーションでも同じことが必要です。効果があると思えるなら登場前パワーポイント資料をつくり、選曲した音楽をかけて登場しても良いのです。

ここで出すPPTは1枚のシンプルなものでも良いですし、あえて視覚に訴えるように動画・動くPPTなども良いでしょう。大切なのは聴き手の期待を高め「聴きたい」という気持ちにさせることです。

これらをすることにより話し手の登場を好意的に話を受け入れてもらえることがあります。逆の状況を考えてみてください。何もしないで、ただ何となく登場したら...「もったいない!」ですね。

3【間の取り方】

大きくわけて2つの間に注目します。1.登場する時 2.強調したい時

<1.登場する時>

会議で自席から発言する場合、前に出てプレゼンする、一言話す場合も同じです。第一声を発する前「間」に気を遣っていますか?席から起立して、前に到着して即話始めていませんか?

落語家さんは必ず辺りを見まわします。プレゼンテーションも同じです。

第一声を発する、話始める前は必ず「間を取ること!」そうするだけで聞き手を惹きつける第一歩になります。

<2.強調したい時>

強調方法は、いくつかあります。どんな工夫をしていますか?声の抑揚、表情を変えられる技術がある方は、それも良いですね。そんなこと難しくて出来ない!と言う方、安心してください。声色を変えられなくても簡単に出来る方法があります。それは「間を取ること!」

ここぞ!これは強調したい!と言う時は大げさなくらい間をとってみてください。落語家さんの間の取り方は絶妙です。間や表情で見えない空間を操っているのが伝わってきます。

4【しぐさ・ジェスチャー】

個人的なイメージですが...落語のしぐさで真っ先に思い出すのは、蕎麦を食べるシーンです。扇子を箸にみたて、あたかも目の前に蕎麦があるように上手に音を立てて食べる。あれを見るたびに食べたいな=上手だなと思います。食いしん坊みたいですね、笑。

前置きが長くなりましたが・・・コミュニケーションの半分以上は言葉に頼らずに(言葉以外で)行われています。これまで意識したことありますか?

話している時、聞き手には2つのメッセージが送られます。

1.言葉そのもの 2.言葉以外の送られてくるメッセージ

*見えている全ての情報(視覚):外見、姿勢、体の動き、ジェスチャーなど *聞こえてくる全ての情報(聴覚):声のトーン・速さ・声色など

あなたに「何となくいつも体が揺れている」「意味がないのに手を良く動かす」などがあれば、どんな動きもはボディランゲージとして相手に何らかのサイン・意味を送り続けていることをご理解いただきたいです。

しぐさ・ジェスチャーのポイントは2つ 1.意味があるものは「大きく・ゆっくり・はっきり」、2.意味がないものは「即、封印」です。

まずはご自身が話している様子を1分くらいスマホなどで簡単に撮ってみてください。見れば自分が癖で動いてしまうのか、意味がある動作をしているかこけしのように全く動きもなく無表情で話しているのか分かります。

5【上達のために真似る】

ゴルフも、テニスも、楽器も、歌も、絵を描くことも...何事も、そうですが見ている+聞いているだけでは上手くなりません。見ただけで出来るなら、テニスの試合を見た後、皆ジョコビッチになれます。基本的に、そんな甘い世界ではありません。

実際に自分でやってみて初めて出来る/出来ないを判断できます。更に、自分が後少しで出来るのか、全然遠いのかも確認できます。とにかく、やってみて初めて分かります。

では、具体的にどんな風に【上達のために真似る】のか分解してご紹介します。

【真似る】5つの上達法

1.シャドウィングして感覚をつかむ 2.自分で話しているのをビデオに撮り確認→差を認識する 3.良い点・改善したい点を書き出す 4.期限を決めて練習 5.他の人に確認してもらう(ビデオでも可)

落語でなくても構いません。自分が憧れる人のパブリックスピーチ/プレゼンを見つけて真似る練習してください。練習で出来ないこと、本番ではもっと出来ませんよ~。まずは自分の現状確認からオススメします。

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