BLOG
2018年09月07日 13時31分 JST | 更新 2018年09月07日 13時31分 JST

酵母細胞では染色体の数を減らしてもその適応度にはほとんど影響がない

改変された酵母細胞では適応度が一部の環境でわずかに低下し、有性生殖が最も大きく影響を受けた。

Getty Images

真核生物の染色体の数は種によって大きく異なっている。

だが、さまざまな種が染色体数の変動にどの程度耐えられるのかは分かっていない。

今回、酵母染色体を連続的に融合させて数を減らしていく実験を2つの研究グループが別々に行い、J Boekeたちは染色体を2本にまで減らした酵母株を、Z Qinたちは染色体を1本にまでに減らした酵母株をそれぞれ作製した。

改変された酵母細胞では適応度が一部の環境でわずかに低下し、有性生殖が最も大きく影響を受けた。

だが、このような細胞は、巨大な染色体の三次元構造に大規模な再編成が起こっていたにもかかわらず、意外にも健常であった。

Nature560, 7718

原著論文:

Creating a functional single-chromosome yeast

doi: 10.1038/s41586-018-0382-x

Karyotype engineering by chromosome fusion leads to reproductive isolation in yeast

doi: 10.1038/s41586-018-0374-x

【関連記事】

Nature 2018年8月16日 Volume 560 Issue 7718