キンキンに冷えた白ワインとイカの墨煮をふたりごはんで

夏になるとキンキンに冷えた白ワインが無性に飲みたくなる。そんなシチュエーションでのおすすめは「真っ黒イカの墨煮」と「アッシェパルマンティエ」です。

一人で数皿ものおかずを準備するのは大変だが、二人で手分けすればスピードは2倍。息のあった連携プレーと手を抜くところは手を抜く割り切りで、平日の夜も賑やかな食卓を囲もう。

第六回

本日のふたりごはん

夏になるとキンキンに冷えた白ワインが無性に飲みたくなる。そんなシチュエーションでおすすめのふたりごはんは「真っ黒イカの墨煮」と「アッシェパルマンティエ(マッシュポテトのグラタン)」です。イカスミは染色効果バツグンなので、洋服に注意が必要ですが、そのリスクを負ってでも作りたい味。アッシェパルマンティエを焼いている間に、イカの墨煮を仕上げましょう。あっ、白ワインを冷蔵庫に入れるのを忘れずに。

ふたりごはん

アッシェパルマンティエ真っ黒イカの墨煮

市販

バケット

アッシェパルマンティエ

一品目

■材料(2人分)

ジャガイモ......4個

タマネギ......1/2個

豆乳......1/2カップ

バター......20g

ミックスチーズ......1/2カップ

パルミジャーノ・レッジャーノ......適量

パン粉......1/2カップ

パセリ(あれば)......少々

塩コショウ......適量

■作り方

ジャガイモは皮をむき乱切りにして、レンジにかけ柔らかくする(時間があれば茹でたり蒸してもオッケー)。 熱いうちに潰し、豆乳、バター、塩コショウを一緒に混ぜてマッシュポテトを作っておく

タマネギはみじん切りにしてしんなりするまで炒めておく。オーブンを200℃に予熱しておく

炒めタマネギ、ミックスチーズ半量、マッシュポテト、残りのミックスチーズ、削ったパルミジャーノ・レッジャーノ、パン粉の順に材料を耐熱皿にのせる

※絞り袋があれば、マッシュポテトは絞ってのせるときれいに入ります

オーブンで焼き色がつくまで焼いたらパセリをのせて出来上がり!

こちらは妻がメインで進めますが、マッシュポテト作りは夫の仕事。マッシュポテトのやわらかさは豆乳で調節しましょう。でんぷんはゆっくり加熱した方が甘くなるので、もし時間があればレンジより茹でたり蒸したりした方が甘みが増します。さて、オーブンで焼き始めたら次の料理に進みましょう!

真っ黒イカの墨煮

二品目

■材料(2人分)

ヤリイカ(墨が入っているもの)......3杯

ニンニク......1片

タマネギ......1個

パプリカ......1/2個

イタリアンパセリ......少々

トマト缶......1/2缶

コンソメ......小さじ1

白ワイン......大さじ2

オリーブオイル......適量

塩コショウ......適量

■作り方

ヤリイカのわた、軟骨、くちばしを取り除き、胴は輪切り、足は数本ずつに切り分けておく

※銀色の袋状のものが墨袋です。墨袋は破れないように取り出し、イカスミを小皿に取っておきます

ニンニク、タマネギをみじん切り、パプリカを1cm程度の角切りにする

フライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクを炒める。香りが出たらタマネギをしんなりするまで炒める。ヤリイカ、パプリカを加えて軽く炒める

コンソメ、白ワイン、トマト缶、イカスミをいれる。フタをして5分煮込む。ヤリイカを一度取り出し5分ほど煮込む。ヤリイカを戻し、塩コショウで味を整える

器に盛り、イタリアンパセリをのせて出来上がり!

墨入りヤリイカをさばく時はとにかく洋服に注意! まな板の上に新聞紙をしいておくといざというとき便利ですよ。イカをさばくのが初めての場合は時間がかかると思うので、アッシェパルマンティエの前にさばいて、切っておくとスムーズです。夫は頑張ってください!

夫が調理を始めたら妻は洗い物とバケットと白ワインのご用意を! 今日はイカをさばいたので、キッチンも念入りに拭き取りましょう。

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榎本美沙┃Misa Enomoto

1988年、東京都生まれ。学生時代に料理の楽しさに目覚め、広告代理店勤務を経て、現在はフリーで料理をテーマに活動している。夫婦で作るレシピサイト「ふたりごはん」を運営。

~おいしさ倍増!ふたりごはん~

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