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2014年10月17日 15時04分 JST | 更新 2014年12月16日 19時12分 JST

カジノ導入で、ギャンブル依存症は増えるのか?世界最大のギャンブル大国、ニッポン

今晩は、「カジノ導入とギャンブル依存症対策を考えるシンポジウム」に参加をしております。

今晩は、「カジノ導入とギャンブル依存症対策を考えるシンポジウム」

に参加をしております。

カジノ法案審議の本格化で一躍注目を集めるギャンブル依存症問題ですが、

私も以前に「ソーシャルボイスラボ」で取り上げさせていただきました。

お台場カジノ誘致問題、懸念は治安の悪化とギャンブル依存症!!ソーシャルボイスラボ第三弾、公開

http://otokitashun.com/blog/information/4575/

各党から議員が登壇してパネルディスカッションをする当企画ですが、

まずは基本的な日本におけるギャンブル市場の状況についてプレゼンがありました。

日本のギャンブル産業の規模は、粗利ベースで約5兆円

ちなみにパチンコだけで売り上げが約20兆円あり、

比較すると我が国では農業の規模が約8兆円で、パチンコの凄さがわかります。。

世界最大のカジノを有するマカオにおいて、その粗利は4兆6千億円。

カジノがない日本なのに、すでにギャンブル市場は世界最大規模になっているわけですね。

...もっとも、パチンコがギャンブルであることを認めれば、ですが。

ですがこの一方で、我が国においてはこれほどまで巨大なギャンブル市場と、

それに付随して発生する「ギャンブル依存症」に対して、文字通りの無為無策を続けてきました。

海外に目を向けると、ニューヨーク州ではギャンブル依存症対策費に2億4千万。

これに対して東京都では、現在のところ明確な対策はほとんどないようです。

単独で計上されている予算は、ずばり0(広義の依存症対策に含まれてるとは思いますが)。

国の方でも、明確にギャンブル依存症対策として考えられるのは、

3200万円程度であると薬師寺議員からの指摘もありました。

文字通り、ケタ違いですね...

また、海外と日本との違いとしては、

日本では競馬場や競輪場などの公営賭博場に

「ファミリーゾーン」

のようなものが設けられており、子どもの頃から

身近にギャンブルに触れる機会が整ってしまっている点が指摘されました。

登壇した国会議員は7名。

カジノに対しては、3名が賛成、2名が反対、2名が中立という立場でした。

賛成派議員の意見としては、

・競馬や競輪は良くて、カジノがダメという理論は納得しがたい

・IRリゾートして大きな経済効果が期待できる

・その収益をしっかりと依存症対策などに充てていくべき

などが挙げられました。

一方で反対派議員の意見として、

・ギャンブルの種類が増えれば、依存症患者が増えるのも明白。蛇口を締めるべき

・古今東西、賭博で国が栄えたことはありえない。真の経済政策ではない

・ギャンブルで身を滅ぼす人の損害は計り知れない

などが述べられていましたが、

両者に共通していたのは

「今まで我が国では、ギャンブル依存症についてはまったく目が向けられてこなかった。

 まずは公式な調査を行い、その実態を計らなければ議論は前に進まない」

とのことでした。

最後に印象的に残ったのは、

「ギャンブル依存症になる=人生の破滅ではない。

 正しい理解と治療があれば、ギャンブル依存症は『治る病気』」

という(本人もギャンブラーだから言える)、力強い言葉でした。

東京都もIRリゾートの候補地として無関係ではありませんし、

私も前定例会でこの件について文書質問を提出しています。

下記のような取り組みも、提案していきたいと考えております。

皆さまもこれを機に、カジノの有無だけではなく、

ギャンブル依存症の問題についてもいま一度考えていただき、

議論を深めていただければと思います。

なお、依存症対策を応援したい方には、話題の

クラウドファンディングもございますので、参考にしてみてください。

【カジノ法案で注目】ギャンブル依存症を防ぐ10代向け教材作成したい!

http://shootingstar.jp/projects/1385

それでは、また明日。