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2014年10月07日 21時36分 JST | 更新 2014年12月07日 19時12分 JST

屋久島の事業ヒアリング

時事通信社

10月6日、7日の2日間、屋久島町の事業ヒアリング(事業仕分けまではいかないがレビューシートを基に役場の担当課とディスカッションをする)に参加することになった。

国会は衆議院の予算委員会と参議院の予算委員会の日程になり、決算行政監視委員会の筆頭理事の私には出番がないのでちょうどよい。

6日の朝6時40分羽田発の便で鹿児島に飛び、乗り継いで屋久島に入る予定だった。

ところが台風で早々と日曜日の夜に鹿児島行の便の欠航が決まってしまった。

事務局と打ち合わせして、新幹線で新大阪まで出て、午後一の伊丹空港から屋久島行の直行便で屋久島に入ることにした。

しかし、月曜日の早朝に東海道新幹線が止まり、羽田便も次々と欠航が決まり万事休すかと思った。

すると屋久島から電話が入り、すぐに東京駅から上越新幹線に乗って新潟を目指せ。はあーっ?

9時12分の上越新幹線で新潟に行き、タクシー飛ばして新潟空港から伊丹行に乗れば、伊丹発屋久島行の便に間に合う!

あわてて東京駅に走り、9時12分の新潟行きに飛び乗った。

すると車中に伊丹空港で乗り換えに5分しかないので乗り換えられないとの連絡が。

なにーっ。

いやいや心配するな、30分後に鹿児島行が出るので鹿児島に行き、1時間待つと屋久島行の便がある。

新潟駅につくと土砂降り。タクシーを飛ばして空港に。チェックインを済ませるも、ひょっとすると伊丹からくる飛行機が降りられないかもしれない、と。ここまで来て!?

しかし、天は我を見捨てず、無事、我々の飛行機が到着し、折り返し伊丹便に。

伊丹から鹿児島便、そして屋久島便と乗継ぎ、午後4時45分、東京駅出発から7時間半で屋久島到着。迎えに来てくださった屋久島町役場企画調整課の内田主査の車で事業ヒアリングの会場に飛び込んで、社会教育課の2つの事業のヒアリングに参加。

夜、荒木耕治町長、岩川副町長とヒアリングのメンバーで会食。

2日目は、せっかく屋久島に来てくれたのだからという内田主査のご配慮で、朝7時に宿を出て、二代大杉まで登ってからヒアリングの会場へ。

教育総務課と商工観光課の事業ヒアリング。

1時半までぶっ通しでヒアリングして、昼食は港で。2時16分に種子島から打ち上げられた「ひまわり」が空高く昇っていくところをはっきりとみることができた。

種子島と屋久島は18kmの海を隔てているので、ロケットが上昇していってしばらくして地震のような唸りが伝わってくる。

帰りは鹿児島経由羽田へ。

屋久島のような離島の事業ヒアリングをすると、霞が関の作った縦割りの影響がいかに離島で不必要な縦割りにつながっているかはっきり認識できる。

屋久島の中で幼稚園や保育園のない地域で幼児のための集団体験の事業を行っている。しかし、対象となるのは2人。その2人に1人の指導員が付く。

同じ地域の小学校は12人の生徒に7人の先生、中学校は8人の生徒に8人の先生。幼児教室事業と小学校、中学校を一貫してやれば、かなり合理的に教員を配置できる。

文科省と厚労省の縦割りが教育委員会と市長部局にも繋がって、幼稚園の通園には交通費の補助が出るが保育園の通園には補助がなかったり。

路線バス、小中高バス、幼稚園バス、病院バスのように目的地が違うバスが島内の同じ道を走る。無料だったり、有料だったり、一部補助があったり。島内の交通システムを教育委員会だけでなく町役場全体で議論して見直す必要がある。

屋久島は、驚いたことに相当以前から発送電分離が行われ、水力発電を中心とした再生可能エネルギーが99%を占めている。

工場にバックアップ用のディーゼル発電があるのでそれを小水力に置き換えれば100%再生可能エネルギーになると町長は胸を張る。

種子島に送電線をつなげば種子島にも再生可能エネルギーで電力を供給することもできる。

いずれ島の自動車を電気自動車や燃料電池車に置き換えて、二酸化炭素フリーの島にしたいと町長は夢を語る。

2014年10月7日「ごまめの歯ぎしり」より転載)