エキゾティックな名前である「羊食い」・・・ひつじを殺して「食べる」ことからそう呼ばれる植物が、初めてイギリスの王立園芸協会庭園ウィズリーで花開いた。
かつてはプヤ・チレンシスと呼ばれていたその植物は、この庭園に来てから15年が経つ。その期間に10フィートの高さに達し、刃物のように鋭く、かぎ爪の形をした棘の土台を生長させた。
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BBC によると、もともとの生息地であるチリでは、その棘を使って、羊とその他の小さな動物を罠に陥れる。罠に陥った動物は飢え死に、土壌に分解されることで、その植物の養分として働く。
「羊食い」に咲いた初めての花について語る、ウィズリー庭園の園芸学芸員であるカラ・スミスは、成功したのはその植物を液体肥料で育て続けたからだと言う。「自然にある食事でこの植物を育てることには少々問題があることが分かった」と彼女は認める。
スミスは付け加えて言う、「小さな子供たちと (この植物を見るために) やってくる親たちは、この植物が子供たちを食べてしまう心配をする必要はありません。この植物は我々の温室でも乾燥したコーナーで生長していますし、その致命傷を与える棘も羊だけでなく、子供たちからも十分に手の届かない所にあるからです。」
花開いたウィズリー庭園にある「羊食い」と他の植物の写真:
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