新たな研究によると、わたしたちの人生の幸福感は年齢によって変化し、23歳でピークに達し、50代半ばで最低、69歳で再びピークになるという。
「50代の人々は、悩みのより少ない高齢者の人たちからあまり学んでいないようです。彼らは応えられなかった期待を悔やむのは止めるべきでしょう。おそらく同年輩の人たちは皆多かれ少なかれ感じていることですから」研究を行ったプリンストン大学のヘインズ・シュワント博士は発言の中でこう述べた。
ロンドン経済大学のセンター オブ エコノミック パフォーマンスにより出版されたこの研究はまた、将来自分がどれくらい幸福になるかについて人々はほとんど予想できていないことも指摘している。特に若い成人の世代は将来の人生の満足度を過大評価する傾向があり、一方、高齢者層は将来の満足度を過小評価する傾向がある。
「この研究では、人生の満足度の予想について年代による大きな違いがあることがわかった。」と研究チームは書いている。「若い世代は将来の満足度に過剰な期待をしており、高齢者はやや悲観的だ。」
研究チームは、若い世代が将来の人生に対する満足度を過大評価する理由のひとつは、収入の変化などのにとても速く自分たちが順応するかに気づいていないからではないか、と言う。
「年代による偏りは、若い世代は収入の増加に過大な期待をしてしまい、一方収入の減少に直面している高齢者はちょうど逆の誤りをしていることが原因である可能性がある、」と研究は考察している。「データでも、若い成人で増加し、50代以降減少する収入の増減と、将来満足度予想の誤りはだいたい呼応している。」
研究結果は、17歳から85歳までの男女23,161人を対象に、人生の満足度と将来の人生満足度の予想について質問して得られた回答による。
この結果をあなたはどう思いますか? とても幸せで楽観的だった23歳の頃を覚えていますか? 69歳の頃についてはどうですか?
関連記事