ソフトバンクは30日、2013年度第一四半期(4−6月期)の決算を発表。売上高8,811億円(前年同期比21%増)、営業利益3,910億円(同92%増)、純利益2,383億円(同2.3倍)と好調ぶりを見せた。
大幅増益の背景には、4月に子会社化したガンホー・オンライン・エンターテイメントの存在がある。ガンホーはスマホ向けゲームで1700万ダウンロードを超えるヒットとなった「パズル&ドラゴンズ」の開発元。4−6月期は売上高437億円(前年同期比11倍)、営業利益265億円(同34倍)と驚異的な成長を見せた。
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もともとソフトバンクは3割を持つ大株主だったが4月に子会社化。その後株価が急騰して一時、時価総額は1兆5000億円を超えた。ガンホーの子会社化に伴う一時益だけで1,491億円に達している。
主力の携帯電話事業も好調で、売上は4,804億円。新規契約数から解約数を引いた純増数は81万件で、競合他社より多かった。
■2013年度は連結営業利益1兆円に
なお、ソフトバンクは今月11日に約216億ドルの巨額を投じて、米国の通信会社米Sprintを買収した。今季、Sprint単体では赤字を見込んでいる。
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ソフトバンクは2013年度、連結利益で1兆円超えを予測。これは世界の通信会社をランキングにすると6位、世界の企業ランキングでは62位だという。孫正義社長は「笑われるかもしれないが、1位を目指している」と語った。