アルカイダ、新型の「液体爆弾」を開発か 米政府が危機感

米政府高官によると、国際テロ組織アルカイダの工作員が、検出が困難とされる新型の液体爆弾を開発したという疑いがもたれている
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米政府高官によると、国際テロ組織アルカイダの工作員が、検出が困難とされる新型の液体爆弾を開発したという疑いがもたれている。同高官がABCニュースに語ったところによると、この新技術は衣類を液体に浸し、揮発する過程で繊維が爆発するものだという。

「実に巧妙な手口だ」と同高官はネットワークに語っている。

ABCによると、この新技術を開発したのはイエメンに潜伏するアルカイダの爆弾設計者、Ibrahim al-Asiriであるとされている。

The Atlantic Wireが報じているところによると、このサウジアラビア支部のテロリストは、「クリスマスの爆弾魔」ことUmar Farouk Abdulmutallabによるデトロイト行きの航空機爆破テロ未遂事件での装置や、サウジアラビア内務次官の暗殺未遂事件での装置を設計したとされている。

John Brennan はal-Asiriについて、「きわめて危険な人物で、かなりの訓練と経験を積んだ男であるのは明らかだ」と、2010年にBBCに語っている

米運輸保安局はこの報道についてのコメントは差し控えている。

今週火曜、米国務省は在イエメン米大使館の緊急要員を除くすべての職員に出国命令を出した。今週始め、国務省は19の外交拠点を閉鎖し、テロ攻撃への懸念から米国民に対して渡航勧告を発表した。

The New York Timesによると、この渡航勧告はアルカイダの最高指導者Ayman al-Zawahiriが組織のイエメン支部に対して出したテロ攻撃命令を傍受したことを受けて発令された。また、同紙はal-Zawahiriと支部の間で特定の攻撃計画に関する通信が交わされるのはきわめて異例と報じている。

閉鎖された米大使館については以下の地図を参照:

View Closed U.S. Embassies in a larger map

[(English) Translated by Gengo]

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