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2012年度の小中学生の人数が過去最低を更新したことが、文部科学省の調査で判明した。国内の少子化傾向に歯止めがかからない傾向が続いている。
文部科学省が毎年、全国の小中学校や高校などを対象に行っている調査が8月7日に発表された。それによると、小学生の数は前年より8万7671人減少して667万6948人。調査を始めた1948年以降で最も少ない人数となった。中学生の数も同じく1万6462人減って、353万6201人で同じく過去最低に。グラフを見ると小中学生ともに、1980年代の第二次ベビーブーム世代の進学を最後に減少し続けていることが分かる。
一方で、体などの障害で特別支援学校に通う生徒の数は13万2568人と、前年度より過去最多に。前年度より2574人増加。現役の大学・短大進学率は2011年度をピークに、ここ3年は微減しており53.2%だった。