ベトナムにあるソンドン洞(Hang Son Doong)は、世界最大の洞窟だ。
だが、この洞窟の内部の様子は、4年前まで誰も知らなかった。
1991年に現地の住人がこの洞窟の入り口を発見したが、その人物は、発見した入り口が急な崖になっていたために、洞窟の中へは入らなかったのだ。
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2009年に英国の洞窟探検グループが初めて、この洞窟の学術的探査を行い、世界最大であることが確定した。
来年予定のツアーでは、参加者はソンドン洞に入るために、80メートルの崖をザイルを用いて懸垂降下する。
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来年のツアーでは、洞窟内での最初の夜は、巨大な石筍(せきじゅん、鍾乳石の先端から落ちる水滴が、タケノコのような形に集積したもの)である「Hand of Dog」(犬の手、以下の写真)の近くでキャンプを行う。
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洞窟の天井の一部は数百年前に崩れ落ち、そのために、青々と茂ったジャングルが洞窟内に根付いている。探検家たちが「Garden of Edam」(エダムの園)と名付けたこのジャングルには、サルやオオコオモリが生息する。
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太古の水たまりに生育する藻類が、洞窟内部を所々覆っている。
ソンドン洞は希少な洞窟真珠(ケイブパール)の宝庫だ。この真珠は、砂粒の上に水滴がしたたり落ちては乾燥することで、砂粒の周りに方解石の結晶の層が幾重にも作られていくことで、数百年をかけて形成される。
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ソンドン洞内には滝もある。周囲では、科学者により新種の植物が複数発見されている。
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ツアー料金の3000ドルが高すぎるという方は是非、以下の動画でソンドン洞の森のバーチャルツアーを見ていただきたい。
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