「米の産地偽装」過去最大の約4400トン イオンの業者を刑事告発へ

農林水産省は10月4日、流通大手イオンが西日本を中心に販売した弁当などに中国産の米が混入していた問題で、日本農林規格(JAS)法などに違反し、米の産地を偽装したなどとして、米を卸していた三瀧商事(三重県四日市市)と関連団体などに対し、改善指示や勧告を出した。
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流通王手イオンの業者による、過去最大の米の産地偽装が明るみになった。

農水省は4日、流通大手イオンが販売した弁当などに中国産米が混入していた問題で、産地を偽装したなどとして、コメを卸していた三瀧商事(三重県四日市市)と関連団体に対し、日本農林規格(JAS)法などに基づく改善指示や勧告を出した。

(47ニュース「過去最大のコメ産地偽装 三重の業者を刑事告発も」より 2013/10/04 13:23)

同省が今年8月から10月までに行った調査によれば、2010年10月〜2013年9月の間に産地が偽造された可能性がある米の流通量は約4400トン。実際の商品は約1500万個に上り、23府県に流通した。未検査米なども含まれていたという。

農林水産省によると、平成22年10月から25年9月までに国産米として流通した約4400トンに中国産や米国産のコメが約790トン混入していた。

(MSN産経ニュース「過去最大のコメ産地偽装、中国産米を混入 農水省、業者を刑事告発へ 」より 2013/10/04 13:54)

このほかに、食糧法に反して、本来はみそや菓子などに使われる加工用の米を主食用として販売していたケースもあったという。

加工用米845トンが主食用として販売されていた。こうした偽装米は、イオンのほかに東海や関西地方の小売店にも袋詰めの米として流通していた。

(朝日新聞デジタル「米産地偽装、過去最大の4千トン超 三重の業者など」より 2013/10/04 12:22)

朝日新聞デジタルによれば、三瀧商事の幹部は30日、今回の産地偽装について、関与したのは一部の社員にとどまるとし、背景には国産米の高騰があった疑いもあるなどと述べていたという。

会社ぐるみかどうかについては「ふせさせていただく」と回答を避けた。東日本大震災と原発事故の影響で国産米が高騰し、安い中国産米に手を出した疑いもあるという。

(朝日新聞デジタル米産地偽装、業者「一部社員が関与」」より 2013/10/1)

過去最大の産地偽装をうけて同省は、三瀧商事と関連団体に対し、不正競争防止法違反などでの刑事告発を検討している。なお、今回の立入検査では、安全性に問題がある米穀が食用に流通、販売した事実は確認されていないという。

イオンでは、ホームページに「お客さまへのお詫びとお知らせ」を掲載。現在、該当の商品の取り扱いを中止している。

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