10月15日夜、下院共和党が債務上限引き上げと政府機関閉鎖を解除するために独自でまとめた法案の採決を取りやめた後、上院指導者の民主党のハリー・リード院内総務(ネブラスカ州選出)と共和党のミッチ・マコネル院内総務は政府機関閉鎖とデフォルト(債務不履行)回避のための合意交渉を再開するとの声明を出した。
現在、下院の共和党議員とその側近のなかには、敗北を認め、上院の合意を受け入れると表明している者も出てきている。
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共和党議員からのメール「時が巡ってきたようだ」
ジェイク・シャーマン(オンラインニュースサイト「ポリティコ」政治記者)
「もう終わりだ。我々は上院の合意を受け入れる」--下院共和党議員側近
ジョナサン・ストロング(雑誌「ナショナル・レビュー」記者)
「ボスが聞いたところによると、(共和党の)ベイナー下院議長が上院の合意を下院に持ってくるそうだ…下院のアクションもおそらく終わりだ」--下院共和党議員側近がメールを通じて
ロバート・コスタ(「ナショナル・レビュー」編集者、CNBCコントリビューター)
15日に下院共和党が法案採決を断念したのは、保守系団体ーーはっきり言うと、ヘリテージ財団、レッド・ステート、フリーダムワークスといった団体が、合意は受け入れられるものではないと激しく非難したからだ。
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議院運営委員会の共和党ピート・セッションズ委員長(テキサス州選出)が「ナショナル・レビュー」に語ったところによると、下院の共和党議員は今「上院の合意待ち」という状況だ。
もちろん、下院が合意を検討する前に、上院で全会一致の合意をもって通過させる必要がある。本当に「終わった」のかどうかは、議会でもっとも合意に反対している保守派次第である。
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