トヨタ自動車は、2014年3月期の業績予想で、営業利益を2兆4000億円に上方修正した。6期ぶりに過去最高を更新する見込みだという。朝日新聞デジタルなどが報じた。
トヨタ自動車は4日、2014年3月期の業績予想で、本業のもうけを示す営業利益を2兆4千億円(前年比81・7%増)に上方修正した。リーマン・ショック前の08年3月期(2兆2703億円)を超え、6年ぶりに過去最高を更新する見通しだ。
(朝日新聞デジタル「トヨタ、6年ぶり過去最高益へ 2014年3月期予想」より 2014/02/04 15:22)
売上高は前年比15.6%増の25兆5000億円、純利益は同97.5%増の1兆9000億円と見込むという。
トヨタは、北米などの海外市場で販売が好調。「カイゼン」活動によって原価低減を進め、円安の追い風で輸出採算が改善。大幅に増益した。
トヨタは、リーマン・ショック後にさらに徹底させた「カイゼン」活動で、為替相場が1ドル=79円でも利益が出るまでに原価低減を進めてきた。同社にとって1円の円安は、対ドルで年400億円、対ユーロで40億円の増益要因。
(時事ドットコム「時事ドットコム:トヨタ、最高益更新へ=営業益2兆3000億円超に-今期」より 2014/01/30 10:14)
佐々木卓夫常務は会見で、以下のようにコメントしている。
これまでの過去最高だった08年3月期当時に比べて「今期のほうが円高に振れており、車も小型車にシフトしている」と事業環境の違いを指摘し、「営業面の努力や原価低減の努力の成果が出てきている」と述べた。
(ロイター「トヨタ今期営業利益予想2.4兆円に、6年ぶり最高益へ」より 2014/02/14 17:39)
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