6月に開催されるブラジルワールドカップで、サッカー日本代表が戦うクイアバの会場が、大幅に建設が遅れている上、火災事故を起こした。スポニチが報じている。
クイアバ競技場は建設が大幅に遅れ、現在も未完成。火災は約1万人を収容する観客席の地下部分で発生。ロイターが伝えた同州検察当局の報告書は、火災で「建造物の安定性を損なう恐れのある構造的被害」が発生したと指摘した。
報告書に添付された現場写真によると、コンクリート製の柱にひびが入り、天井部分が崩れているという。報告書は昨年12月時点のもので、現在までに補修措置が取られたかどうかは不明。
(スポニチ『ブラジルW杯・日本戦の会場で火災「構造の安定性に問題」』より 2014/02/17)
そもそも、ブラジルワールドカップのスタジアムの建設の遅れは以前から指摘されており、一部、間に合わない会場については他の会場で代替する案も出ていた。クイアバだけでなく、フォルタレザ、クリチバも遅れている。
国際サッカー連盟(FIFA)のバルク事務局長は21日、6月開幕のW杯の試合を行うブラジル南部クリチバの競技場建設会場を視察、建設工事の遅れについて記者団に「非常事態だ」と述べ、会場からの除外も検討することを明らかにした。ブラジル航空当局は同日、6試合を行う北東部フォルタレザの空港増設工事が間に合わず、一部で仮設テントを使う方針を表明。作業員のストライキ頻発で4分の1程度しか完成していないという。
(MSN産経ニュース「【ブラジルW杯】会場建設遅れ「非常事態だ」 視察のFIFA事務局長、除外も検討」より 2014/01/22)
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、建築工事が最も遅れているクリチバの競技場について、有力紙フォリャ・ジ・サンパウロ(電子版)は13日、国際サッカー連盟(FIFA)が同競技場で開催される4試合を別会場に振り分ける案を検討していると報じた。
(MSN産経ニュース「【ブラジルW杯】別会場への振り分け検討か FIFA、建設遅れの競技場」より 2014/02/14)
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