韓国南部で4月15日に起きた旅客船の沈没事故から5日。20日、船内からさらに10の遺体が発見された。朝日新聞デジタルが伝えた。
韓国南西部・珍島(チンド)付近で起きた旅客船セウォル号の沈没事故で20日、潜水士が新たに10体の遺体を船内から収容した。船内からは19日夜に初めて、3体の遺体が収容されていた。
(朝日新聞デジタル「船内から新たに10遺体を収容 韓国・旅客船沈没」より 2014/04/20 08:53)
聯合ニュースによると、4月20日11時23分時点で、確認された死者は49人、安否不明者は253人。
19日、韓国の警察は船長と事故当時に操縦していた3等航海士、操舵手の3人を乗客の救助を十分に行わなかった疑いなどで逮捕している。事故現場の近くは潮の流れが速い、危険な地域だったが、操縦していた3等航海士は経験が浅かったという。
これまでの調べで、旅客船がかなり速い速度で航行中に急な方向転換をしたことが分かっていますが、合同捜査本部の当局者は、この3等航海士は、この海域では北に向かう際にセウォル号を操船したことはあるものの、南に向かって操船するのは初めてだったことを明らかにしました。
島と島の間を通るこの海域は、潮の流れが特に速いうえ幅が狭く、操船が難しいことで知られており、合同捜査本部は、急に方向転換した経緯とともに、なぜ経験の浅い3等航海士が操船したのか調べを進めています。
また、急旋回によって積み荷が船の片側に偏り、バランスを崩した可能性が指摘されており、積み荷の重さや固定のしかたに問題がなかったかについても捜査しています。
(NHKニュース「操船の3等航海士 現場海域の南下は初」より 2014/04/20 09:59)
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