オリックスの宮内義彦会長兼グループ最高経営責任者(CEO)(78)が6月下旬に開かれる株主総会後に退任する方針を固めたことが5月3日、分かった。取締役からも外れ、経営の第一線から退く。経営体制の若返りが狙い。時事ドットコムなどが報じた。
8日に開催予定の取締役会で決め、同日午後にも記者会見する見通し。
宮内氏は1964年、オリエント・リース(現オリックス)の創業メンバーの一人として日綿実業(現双日)から参加。70年に取締役に就任後、専務、副社長を経て、80年には社長となった。リース業にとどまることなく、銀行や生命保険、エネルギー事業など多角化を推し進め、オリックスを成長軌道に乗せた。
(時事ドットコム「宮内氏、オリックス会長退任へ=6月下旬、取締役も」より 2014/05/03 11:32)
朝日新聞デジタルによると、今後は共同CEOを務める井上亮社長(61)を中心とした経営体制に移行する。プロ野球の「オリックス・バファローズ」のオーナーは続けるという。
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