インターネット掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた誹謗(ひぼう)中傷を削除するとうそを言って、男性医師(43)から金をだまし取ったとして、警視庁碑文谷署は5月23日、東京都目黒区柿の木坂、人材派遣会社役員、松島隆寿容疑者(40)を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。容疑を認めているという。逮捕は21日。朝日新聞デジタルなどが報じた。
碑文谷署によると、松島容疑者は2007年6月、2ちゃんねるに中傷記事を書き込まれた東京都国分寺市に住む男性(43)に対して、「私は警察官僚で、100万円で削除できます」などとうそを言い、105万円をだまし取った疑いがある。
(朝日新聞デジタル『2ちゃん削除かたり詐欺の疑い 元フリージャーナリスト』より 2014/05/23 13:04)
警視庁は、松島容疑者が2007年6月~10年5月の20数回にわたり、同様の手口で計約3500万円を男性からだまし取ったとみている。書き込みが削除されないのを不審に思った男性に問い詰められると、「努力しているが、もっと金が必要だ」と答えて支払わせていたという。
また、松島容疑者は、2006年に国会で取り上げられた旧ライブドアの粉飾決算事件に絡む「偽メール問題」で、民主党議員に偽メールを提供したとされる。
捜査関係者によると、松島容疑者は2006年の旧ライブドアの粉飾決算事件に絡む「偽メール問題」で、元民主党衆院議員にメールを提供した元週刊誌記者。後に偽メールだと判明し、当時の前原誠司代表が引責辞任する事態に発展した。松島容疑者は当時は別の名前だったが、その後改名したという。
(毎日新聞『ネットの中傷:「書き込み削除」と医師から100万円詐取』 2014/05/23 12:47)
偽メール問題は、民主党が大きく揺れ動く一因となった。
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