ナイジェリア北東部ボルノ州で4月以降、イスラム武装勢力「ボコ・ハラム」に200人以上の女性が相次いで誘拐された事件で、州治安当局者は7月6日、女性60人以上が脱出に成功したと語った。時事ドットコムなどが報じた。
地元自警団関係者によると、女性たちは武装勢力が戦闘のため外出した際に「勇気を振り絞って」(同関係者)逃げ出したという。脱出日は不明だが、州内のダムボアでは4日深夜、50人以上が死亡する軍と武装勢力の戦闘があった。
首都アブジャでは6日、女性たちの解放を目指す活動家約50人が大統領宮殿に向けてデモ行進したが、治安部隊に制止された。
(時事ドットコム「女性60人以上が脱出成功=ナイジェリア集団拉致事件」より 2014/07/07 09:21)
女性たちは6月に誘拐された人たちで、4月の学校襲撃で連れ去られた女子生徒は含まれないという。
ボコ・ハラムは4月に同州で女子生徒200人以上を誘拐し、国際社会の非難が高まった。アメリカやイギリスが専門家チームを派遣して捜索・救出活動を支援している。一方で、ボコ・ハラムが関与したとみられるテロや集落の襲撃が頻発し、4月以降だけで1千人近い市民が犠牲になっている。
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