台風11号、列島縦断して日本海へ 熊野川が氾濫【各地の被害】

台風11号は8月10日朝、高知県に上陸して四国を北上。午前10時すぎに兵庫県赤穂市付近に再び上陸し、午後に日本海へ抜けたと見られている。兵庫県への再上陸は2004年8月5日に相生市付近に上陸した台風11号以来、10年ぶりだという。
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台風11号は8月10日朝、高知県に上陸して四国を北上。午前10時すぎに兵庫県赤穂市付近に再び上陸し、午後に日本海へ抜けたと見られている。兵庫県への再上陸は2004年8月5日に相生市付近に上陸した台風11号以来、10年ぶりだという。三重県では大雨特別警報が発令されている。47NEWSなどが報じた。

三重県は大雨の特別警報が続き、高知県では降り始めからの雨量が千ミリを超えた地点も出た。

大雨や強風は関東甲信や東海にも広がり、気象庁は、土砂災害や河川の増水や氾濫、浸水などへの厳重な警戒を呼び掛けた。住民への避難指示や避難勧告も相次いだ。

(47NEWS「台風11号上陸、さらに北上 三重に特別警報続く」より 2014/08/10 13:44)

和歌山県新宮市熊野川町日足(ひたり)で、一級河川の熊野川が氾濫した。近くの国道168号が冠水したため、県は通行止めにした。市は氾濫危険水位に達した段階で日足地区などに避難勧告を発令しているという。

NHKニュースによると、避難対象は全国で125万人あまりにのぼっている。

避難指示や避難勧告は少しずつ解除されていて、三重県の鈴鹿市が市内全域の20万人余りに出していた避難指示はすべて解除されました。一方で、三重県四日市市は市内全域の13万1767世帯、31万2610人を大賞に避難指示を出しているなど、、避難指示は三重県、高知県、徳島県、和歌山県、兵庫県、岐阜県、愛媛県、大阪府の8つの県で合わせて16万4005世帯、38万5445人に出ています。

避難勧告は高知県、徳島県、京都府、大阪府、香川県、三重県、和歌山県、滋賀県、愛媛県、広島県、兵庫県の11の府県で合わせて36万1119世帯86万4724人に出ています。

(NHKニュース「避難対象は全国で125万人余に」2014/08/10 15:18)

空の便など各交通機関にも影響が出ている。国内線では、四国や九州各地の空港を発着する便を中心に欠航が相次いでいるという。

国内線は、四国や九州各地の空港を発着する便を中心に、全日空で89便、日本航空で97便など、航空各社あわせて200便以上が欠航となっている。一方、JR各社によると、山陽新幹線では、強風のため一部区間で運転を見合わせていたが、正午すぎに運転を再開した。そのほかの新幹線には、目立った影響はない。

(FNNニュース「台風11号 各交通機関に影響 山陽新幹線、正午すぎに運転再開」より 2014/08/10 14:19)

■Twitterの声

Twitter上では、各地の川が増水している様子や道路上まで浸水している様子など、各地で撮影された写真が投稿されている。

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