NEWS
2014年12月10日 18時43分 JST | 更新 2014年12月11日 16時23分 JST

ナスカの地上絵に落書き グリーンピースにペルー政府が法的措置へ【画像】

ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」で、環境保護団体「グリーンピース」が巨大な落書きをしたことがわかった。

ASSOCIATED PRESS
Greenpeace activists stand next to massive letters delivering the message

ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」で、環境保護団体「グリーンピース」が巨大な落書きをしたことがわかった。

時事ドットコムなどによると、12月8日の早朝に活動家12人が地上絵のある平原に侵入。「変化する時が来た!未来は再生可能 グリーンピース」と、黄色の布でつくったメッセージをハチドリの地上絵の近くに置いたという。温暖化対策の新たな枠組みを協議する国連の会議「COP20」が、ペルーの首都リマで12月9日から始まる前に各国の閣僚へのメッセージを届けるのが狙いだった模様だ。

これに対し、ペルー文化省は9日、「違法な行動により、深刻な影響があった」とし、地元検察当局に通報。責任者を出国させないよう求めたという。イギリスの新聞「ガーディアン」によると、ペルー政府はグリーンピースの活動家に法的措置を取る方針だ。

ペルー文化省のルイス・ハイメ・カスティーヨ副大臣は「ペルー人が神聖だと考える全ての物に対して、平手打ちを食らわせたようなものだ」と激怒した。「地上絵の線は極めて壊れやすく、周辺の立ち入りは厳重に制限されている。その上、彼らが壊したハチドリの地上絵は最も鮮明で、世界的にも有名なものだった」と述べたという。

【UPDATE】グリーンピース・ジャパンの広報担当者はハフポスト日本版の取材に対し、「ペルー政府が処罰することを発表したという一部報道は事実ではなく、法的措置を取る方針というのが正しい。『未来は再生可能』というのは、『未来は再生可能エネルギーが主力になる』という意味だ」と話した。世界遺産の周辺にメッセージを書いた理由については「本部に問い合わせる」と答えた。(2014/12/10 20:02)

【UPDATE2】 グリーンピース・ジャパンはハフポスト日本版の取材に対し、「地上絵には一切触れていない」とするコメントを出した。(2014/12/10 22:08)

今回の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で気候変動に対する解決の糸口を見つけられなければ、このような貴重なナスカの地上絵も未来に残すことができなくなります。グリーンピースは、このナスカの地上絵はもちろん、自然エネルギーでまかなえる持続可能な未来を残したいと考えています。

この活動は、考古学者の監督のもと4カ月の準備を経て進められました。当日も考古学者が同行し、グリーンピースのスタッフは遺跡に跡を残さないよう、指導を受けながら慎重に行いました。今回の活動で、ナスカの地上絵には一切触れていません。

プレスリリース: COP20開催中における、グリーンピースの「ナスカの地上絵」付近での活動について | 国際環境NGOグリーンピース 2014/12/10)

【関連記事】

Photo gallery ナスカの地上絵に落書き See Gallery
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています