うるう秒、7月1日に「8時59分60秒」挿入実施へ

標準時を地球の自転に合わせるため、今夏、3年ぶりに「うるう秒」を1秒はさむことが決まった。国際機関の通知を受け、独立行政法人情報通信研究機構が9日までに明らかにした。
朝日新聞社

「8時59分60秒」 うるう秒、7月1日実施へ

標準時を地球の自転に合わせるため、今夏、3年ぶりに「うるう秒」を1秒はさむことが決まった。国際機関の通知を受け、独立行政法人情報通信研究機構が9日までに明らかにした。

 7月1日午前8時59分59秒の後に「8時59分60秒」を入れる。世界で同時に行われ、この日は1秒長くなる。前回は2012年7月1日だった。

 うるう秒をはさむとインターネットで使われるコンピューターなどに障害が起きる恐れがあり、各国は11月、スイスで開かれる国連の国際電気通信連合の無線通信総会で将来的な存廃を議論する。日本や米国などは廃止を主張し、「グリニッジ標準時」で知られる英国などは廃止に反対している。(嘉幡久敬)

(朝日新聞デジタル 2015年1月10日00時37分)

(朝日新聞社提供)

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