[ドバイ 14日 ロイター] - 仏風刺週刊紙「シャルリエブド」の本社で発生した銃撃事件について、イエメンを拠点とするアルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)が動画共有サイト「ユーチューブ」上に、犯行声明を掲載した。
イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したことへの「報復」として、作戦を実行したとしている。
AQAPのナセル・ビン・アリ・アンシ幹部は動画で「標的を選び、計画を立て、資金を提供したのは(AQAPの)指導部だ」とし、アルカイダの指導者ザワヒリ容疑者の命令に沿って銃撃が行われたと述べた。
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AQAPはまた、銃撃事件の犠牲者に連帯感を示すため11日にパリで行われた大規模行進について、参加した西側諸国の指導者の弱さを露呈したとした。
米国務省の報道官は、動画が本物であると確認したと述べた。ただ、AQAPが本当に犯行に関与したかどうかは調査中だという。
ある関係筋は、犯行とAQAPを直接関連付ける確実な証拠は現時点では見つかっていないと述べた。
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