ドイツの反イスラムデモの主催団体「西洋のイスラム化に反対する愛国的な欧州人」(通称ペギーダ)のルッツ・バッハマン代表(41)が1月21日、ナチス・ドイツの指導者ヒトラーに変装した「自撮り写真」をFacebook上に投稿したことを報じられ、代表を辞任した。時事ドットコムなどが報じた。
バッハマン氏が口ひげに七三分けの姿で撮影された写真が独紙に掲載されると、批判が殺到。かつてフェイスブックで難民を「けだもの」とののしっていたことも報じられ、追い詰められた。
イスラム系移民の受け入れ阻止を訴えるバッハマン氏のデモに対し、ドイツでは反発が強まっていた。バッハマン氏は最近、自分たちはネオナチとは違うと強調したばかりだった。
(時事ドットコム:ヒトラー顔まね写真流出=反イスラムデモ代表辞任-独 2015/01/22 10:21)
バッハマン氏はまた、アメリカ白人至上主義者団体クー・クラックス・クラン(KKK)の装束をまとった姿の写真も投稿もしていた。「私のネット投稿によって攻撃されたと感じたすべての人に謝罪する。コメントは熟慮が足りず、このようなことはもうしない」と同氏はドレスデンで述べたという。
バッハマン氏は、これら問題となった写真をFacebook上から既に削除したと報じられている。
ドイツでは、公の場でナチスを礼賛すると罪に問われる。報道によると検察当局は刑法の民衆扇動容疑で捜査を開始したという。
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