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2015年02月04日 23時07分 JST | 更新 2015年02月06日 18時34分 JST

テレビ朝日に外務省が抗議 「報道ステーション」での首相の中東訪問報道めぐり

「イスラム国」が日本人2人を殺害したとみられる事件をめぐり、外務省は、テレビ朝日の報道番組「報道ステーション」の報道内容が事実と異なるとして文書で抗議した。

Frank Deim via Getty Images

イスラム教過激派組織「イスラム国」が日本人2人を殺害したとみられる事件をめぐり、外務省は、テレビ朝日の人気報道番組「報道ステーション」の報道内容が事実と異なるとして、テレビ朝日に抗議し、文書で訂正を申し入れた。申し入れは2月3日。

2月3日午後5時頃、テレビ朝日に対し、同社が2日に報道ステーションにおいて、総理の中東訪問やエジプトにおいて行われた政策スピーチが外務省の意に反して行われたかのごとく報じられたことにつき、外務報道官及び中東局長の連名で、以下の内容につき、文書及び口頭で申し入れを行いました。

【文書による申し入れ】

貴社は、平成27年2月2日放送の「報道ステーション」において、シリアにおける邦人人質殺害事件につき報じる中で、総理の中東訪問に関し、「そもそも外務省関係者によれば、パリのテロ事件もあり、外務省は総理官邸に対し中東訪問自体を見直すよう進言していた」旨報じ、また、エジプトで行われた総理の政策スピーチに関し、「外務省幹部によると、この内容についても総理官邸が主導して作成されたという」と報じるなど、あたかも外務省の意に反して、中東訪問が行われ、スピーチの当該部分が作成されたかのような報道がありました。

この報道内容は事実と全く異なるものです。

総理の中東訪問については、同2日の参議院予算委員会で総理も述べられているとおり、様々な観点を総合的に判断して決めたものであり、貴社のように社会的に影響力の大きい報道機関が、このように事実に反する報道を行うことは、国民に無用の誤解を与えるのみならず、テロリストを利することにもつながりかねないものであり、極めて遺憾と言わざるを得ません。

当該報道に関し強く抗議するとともに、本日の番組の中で速やかに訂正されるよう強く求めます。

なお、同番組のその他の部分については、申し入れの対象としておりませんが、外務省としてそれらの内容について確認したものではありませんので、念のため申し添えます。

2月2日放送 テレビ朝日「報道ステーション」の報道(総理中東訪問関連)に関する申し入れ | 外務省 2015/02/03)

これに対して、テレビ朝日広報部は「放送内容は取材に基づくものだ。今後も正確な取材と丁寧な報道にあたっていく」とコメントした

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