2月5日に発売された「週刊新潮」が殺人容疑で逮捕された19歳の女子学生の実名と顔写真を掲載したことについて、ネット上では賛否が分かれている。
女子学生は名古屋大学の1年生。名古屋市の77歳の無職、森外茂子(もり・ともこ)さんを斧で殴るなどして殺害した疑いで1月27日に愛知県警に逮捕されていた。調べに対して「子供のころから人を殺してみたかった」と供述し、容疑を認めているという。
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少年法は、20歳未満の未成年者が起こした犯罪に関しては本人が特定できる報道を禁じている。週刊新潮編集部は、「事件の残虐性と重大性に鑑み、19歳という年齢なども総合的に勘案した上、顔写真と実名を報道しました」と産経ニュースにコメント。女子学生と少年法の関係について、週刊新潮の記事中では以下のように書かれていた。
被疑者が名大の現役学生だと報じられるまでに、時間は要しなかった。少年法は未成年の犯罪につき、保護矯正の観点から身元の特定される報道を禁じている。が、その一方、2000年2月には大阪高裁で、社会の正当な関心事であり凶悪重大な事案であれば実名報道が認められる場合がある―との判断が下され「違法なし」の判決が確定している。今回もまた、この「法律」の理念のむなしさを浮き彫りにしたケースと言えよう。
(週刊新潮 2015年2月12日号)
■ネット上の意見は?
ネット上では週刊新潮の記事に対して「事情があっても法律違反はまずい」という意見の一方で、「18才以上は選挙権付与でさえ検討されているのだから、大人扱いで良いと思う」という意見もあり、賛否が分かれている。
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