独ジャーマンウィングスの旅客機墜落で、デュッセルドルフの州検察当局は30日、機体を故意に墜落させた疑いが持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が、自殺傾向のために過去に治療を受けていたと明らかにした。
発表文によると、副操縦士はパイロット免許を取得する前、数年間にわたり心理療法を受けていたことがあった。それ以降の診断では、自殺行動や他者への攻撃傾向は確認されなかったという。
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検察は、副操縦士が旅客機墜落を計画していた証拠は見つかっていないと述べ、動機につながる手掛かりもつかめていないとした。
一方、ジャーマンウィングスの親会社であるルフトハンザ
ドイツの国内法では、雇用主に被雇用者の診療記録を見る権利はなく、病欠のための診断書でも病状に関する情報は明らかにされない。
[ベルリン 30日 ロイター]