日本、シリアと同組 サッカーW杯2次予選
サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア地区2次予選の組み合わせ抽選会が14日、クアラルンプールであり、6大会連続出場を目指す日本(世界ランク50位)はシリア(同126位)、アフガニスタン(同135位)、シンガポール(同162位)、カンボジア(同179位)と同じE組に入った。日本の初戦は6月16日、敵地でシンガポールと対戦する。来年3月までに各チームとホーム・アンド・アウェーで2試合ずつ計8試合行う。2次予選は40チームが8組に分かれて争い、各組首位と、各組2位のうち成績上位の4チームが最終予選へと進む。アジア地区の本大会出場枠数は5月に決まる予定。
(朝日新聞デジタル 2015/04/14 22:56)
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日本、優位な組み合わせ サッカーW杯2次予選
2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けて、アジア地区2次予選から登場する日本の対戦相手が14日、クアラルンプールであった抽選会で決まった。E組に入った日本は、6月16日のアウェーでのシンガポール戦を皮切りに、来年3月29日のホームでのシリア戦まで8試合を戦う。ホーム初戦は9月3日にカンボジアを迎える。同じ組のアフガニスタン、シリア両国は外務省の退避勧告が出されており、中立地で開催する可能性がある。予選全体は6月11日に始まるが、日本は試合が組まれていないため、横浜・日産スタジアムで国際親善試合をする予定。
恵まれた組み合わせだ。W杯出場経験のある国は日本以外にいない。国内クラブの選手でも2度の時差調整が必要になるアウェー・ホームの2連戦もない。
10カ月もの長丁場だが、やはり初戦は重要だ。そこであたる相手はシンガポール。2004年以来、10年以上試合をしていない相手だが、日本は第1節の6月11日に試合が組まれておらず、シンガポールの初戦を見て分析できる。
アジア地区予選は気候が敵になることがある。6月の東京の平均最高気温は25度、湿度は75%。シンガポールは年間を通じて30度以上。湿度は年間を通じて80%を超える。秋や冬にシンガポールへ遠征するよりは、国内クラブに所属する選手にとっては、気候の差による負担は小さそうだ。
■気候差の負担少なく
9月のアウェーのアフガニスタン戦、10月のアウェーのシリア戦は、長時間の移動を乗り越えなければならない。しかし、この両国で試合を開催できるかどうかは、政情不安のため現時点では不透明。中立国での開催も考えられる。
これまでアフガニスタンとは1試合、カンボジアとは2試合しかしていない。勝っているとはいえ対戦経験が少ないが、それでも最近の国際親善試合の映像を集めれば、チームの特徴は丸裸にできるだろう。(吉田純哉)
(朝日新聞デジタル 2015/04/14 23:28)
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