あどけなくもたくましい、アフガニスタンのスケボー少女たち(画像)

アフガニスタンでは少女が自転車に乗ることが禁止されている。しかし首都カブールでは、は5~25歳の若い女の子たちがドイツの非営利団体が運営する学校「スケーティスタン」でスケートボードを学んでいる。

アフガニスタンの少女たちは転んでもすぐに立ち上がる。

アフガニスタンでは少女が自転車に乗ることが禁止されている。しかし首都カブールでは、5~25歳の若い女の子たちが刺激的で時に危険なスポーツを楽しんでいる。それはスケートボードだ。

少女たちにスケートボードを教えているのは、ドイツの非営利団体が運営する学校「スケーティスタン」。スケーティスタンは、アフガニスタン、カンボジア、南アフリカでも子供たちにスケートボードを教えており、その4割が若い女性だという。アフガニスタンの場合は生徒の6割が貧困層出身で、ここでのレッスンが子供たちにとって貴重な「遊ぶ機会」にもなっている。

イギリス人写真家のジェシカ・フルフォード=ドブソンさんは、このスケーティスタンの活動を新聞で知って心を動かされた人のひとりだ。

「2012年の終わり頃、カブールでスケートボードをしている少女たちのことを書いた小さな記事を新聞で見つけました。アフガニスタンからは届くのは暗いニュースばかりだったので、希望にあふれる話を読んで、とても明るい気持ちになったんです。同時に『カブールのスケボー少女たち』は写真家の私にとってぴったりのテーマになる、と直感的に思いました」と、彼女はハフポストUS版に話してくれた。

彼女が撮った写真は、ロンドンの現代アート美術館「サーチ・ギャラリー」で4月28日まで展示されていた。そこでフルフォード=ドブソンさんは「アフガニスタンでは、大勢の忘れられない女性や少女に出会いました。ある教師は、男性と同じくらい強く、毅然とした女性でした。また、児童養護施設でボランティアをしていた20代前半の若者たちは、自分たちがアフガニスタン情勢の犠牲者ではなく、戦う意思を持った強い人間として見られたいと望んでいました。そしてもちろん、若いスケボー少女たちがいます。彼女たちはとても純粋で、一緒にいてとても楽しい子たちです」と語っている

スケーティスタンで学ぶ生徒の多くは、路上で働く子供たちや障害を持つ若者たちだ。スケートボード以外にも、読み書きやアートのクラスもあるが、何を学ぶかは生徒たち自身が決める。スケーティスタンは生徒たちに安全な空間と機会を提供し、リーダーシップや責任感、独創性、社会に変化を起こすための力を学んで欲しいと願っている。

アメリカのアート系ブログマガジン「Hyperallergic」に、フルフォード=ドブソンさんは少女たちのことを次のように語っている。

「少女たちはとても勇敢で、転んでもすぐに起き上がります。そして列に駆け戻り、友達に声援を送るのです。彼女たちの人生は西側の国の子供たちとは多くの面で違いますが、それでも彼女たちは他の国の子供たちと何も変わらないのです。その事実に胸が熱くなります」

「少女たちの喜びや自由、興奮が、写真を通して世界中に伝わって欲しいと思っています。そしてそれを見た人が、スケーティスタンのような素晴らしい活動を応援してみようという気持ちになることを願っています」

© Jessica Fulford-Dobson
© Jessica Fulford-Dobson
© Jessica Fulford-Dobson
© Jessica Fulford-Dobson
© Jessica Fulford-Dobson

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:湯本牧子、合原弘子/ガリレオ]

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